早く抜け出したい「高速渋滞」 結局“どの車線”が早い? 約6割で発生する“渋滞地点”に注意! 運転時に気をつけるべきことは
そもそもどういった場面で「渋滞」は起こる?
そもそも渋滞は、どういった場面で起こりやすいのでしょうか。また、渋滞を生まないためにはどういった運転を心がければ良いのでしょうか。
これについて、前出の担当者は以下のように説明します。
![緩やかな上り坂では自然渋滞が発生しやすい傾向にあります[画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2019/12/20191212_kousokuKowai_003.jpg?v=1576125974)
「高速道路の渋滞は、交通集中渋滞(いわゆる自然渋滞)が約7割と大半を占めており、この自然渋滞のうち、約6割がサグおよび上り坂で発生しています。
下り坂から上り坂に勾配が変化する点をサグと呼びますが、このサグや上り坂では無意識のうちに速度低下が発生しやすく、その速度低下の波が後続の車両に伝わり、渋滞が発生してしまいます。
弊社では、こういった場所に注意喚起の標識やLED表示板を設置し、『ここが渋滞ポイント』『速度低下に注意』などといったメッセージを発信しています。これらを見かけたら、速度低下に注意して運転してください。
また、インターチェンジ(IC)やジャンクション(JCT)、サービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)から高速道路本線に合流する箇所や、車線数が減少する箇所で渋滞が発生している時は、合流箇所の先端付近で1台ずつ交互にゆずりあって合流する『ファスナー合流』にご協力をお願いいたします。
皆さまにファスナー合流にご協力いただくことで、交通の流れがスムーズになり渋滞の悪化防止につながります」
※ ※ ※
渋滞にはまるとつい「早く進みたい」という気持ちから、車線変更を繰り返していた人もいるかもしれません。
しかし、むやみに車線変更せず、キープレフトを心がけることが最善といえるでしょう。
また、渋滞が発生しやすい場所では運転に注意するほか、合流地点ではファスナー合流を積極的に取り入れ、少しでも渋滞を生まないような運転を心がけることが大切です。
Writer: 青田 海
2023年4月よりライターとして活動を開始。初心者にもわかりやすく読みやすい構成を心がけ、自動車を中心に新車情報、カーライフにまつわる話題など幅広い記事を執筆している。芸能分野に詳しい。
























