クルマに乗ると現れる「謎の眠気」なぜ!? 心地イイ「ほどよい揺れ」は大敵? 眠くなる「メカニズム」の「対策」とは
サクッと「仮眠」がただちにできない場合はどうしたら良いのか
もし運転中にぼんやりとしはじめたら、どうするのが良いのでしょう。
やはり理想は、15分未満程度の「仮眠」をしたいところです。
ポイントは、あくまでも15分以内の仮眠にとどめること。仮眠が長くなると寝起きが悪くなり、睡眠リズムの乱れを引き起こしてしまうので、逆効果だといいます。
しかし、そうはいってもどうしても先を急がなければならない場合や、高速道路走行中でただちに休憩できる適切な場所がない時には、どうしたら良いのでしょうか。
すぐできるオススメの目覚まし方法としては、走行中に窓を開けたり、冷房を最低温度で強めに効かせたりして「身体を急激に冷やす」ことです。
メントール入りの目薬も、ちょっと前のテレビCMのように「キター!!」と一時的に覚醒を促し、清涼感と目覚め効果は抜群です。
ただし運転中にさすのは安全運転義務の違反となる危険行為なので、安全な場所にクルマをとめてから行うほかありません。
また「大声で歌う」のもおすすめできます。
ラジオから聞こえる曲に合わせて歌っても良く、アカペラで好きな曲を歌ってみるのも効果的でしょう。
ポイントは、できるだけ口を大きく開けて大声で歌うこと。
顎や頬の筋肉を動かすことで、脳に刺激が伝わり、眠気を飛ばすことができるのです。
また「息を止める」ことでも眠気解消ができます。
10秒程度ではなくもっと長く、限界近くまで止めたうえで深呼吸をすることで、脳に酸素を一気に送り、頭をすっきりさせます。
ほかにも、するめなどの噛み応えのあるおやつや、眠気防止のツボを刺激したり、同乗者と会話をする、というのも案外効果的だったりします。
それでもどうにもならない場合は、しっぺ、デコピン、つねる、モモを叩く、耳を引っ張るなど、身体に刺激を与えて目を覚ます荒療治もあります。
こうした方法のうちいくつかを組み合わせば、より効果を得られると考えられます。
眠気がどうにもならない場合、試してみる価値はありそうです。
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スマートフォンには、眠気覚まし対策のアプリがあります。
内蔵カメラで表情やまばたきの様子をモニタリングし、眠気を感知した場合にはアラームで知らせてくれるものです。
これを利用すれば、本格的に眠くなる前に休憩できるので、眠気に悩まされている人は一度試してみてください。
そもそも運転中に眠くならないようにするため、事前の対策も重要です。
当たり前のことですが、普段から十分に睡眠をとって、日頃の疲れをためないようにしておくことが大事なのは言うまでもありません。
また、運転前に風邪薬やアレルギー薬は控えることや、運転前に食事をとる際は量を控えめにしておくことも大切なことです。
特に糖質の高い食べ物を控えめにしておくと、血糖値の急激な上昇を抑えることができ、眠くなりにくくなるといいます。
これから迎える年末年始には、クルマで移動する機会も増えます。
ドライブの前にはまずしっかりと睡眠や休息をとったうえで眠気対策も行い、安全運転を心がけましょう。
緊張感が足りない。交差点や人家の出入り口では、不測の事態がおこりえることを意識していれば、そんなに簡単に眠気をもよおすことはない。
一般道で、そのような状態で運転しているのなら、運転不適格者として、年齢にかかわらず、免許返納を考えるべきだ。