6MT搭載! ホンダの「先進的スポーツカー」が凄かった! 斬新ボディに“走りの良さ”実現した「個性派クーペ」の反響は?
クルマの電動化時代へ向け、自動車メーカー各社からハイブリッドシステムや電動ユニットを搭載したスポーツカーの登場が予感されるなか、ホンダは10年以上も前にハイブリッドシステムを搭載したスポーツカー「CR-Z」を販売していました。同車についてSNSでは一体どのような評価が寄せられているのでしょうか。
未来を先取りした「HVスポーツカー」の評価とは
2023年10月に開催された第1回「ジャパンモビリティショー2023」では、今後到来すると言われる本格的な“クルマの電動化“時代へ向け、自動車メーカー各社がハイブリッドシステムや電動ユニットを搭載したHV・EVスポーツカーのコンセプトカーを出展。来場者が110万人を超える大賑わいとなりました。
電動ユニットなどを搭載するスポーツモデルと聞くと、まだまだ未来のクルマや手の届きにくい価格のスーパーカーなど、どこか遠い存在のように思われがちですが、実はホンダは10年以上も前にハイブリッドシステムを搭載したスポーツカー「CR-Z」を販売していました。
ホンダ独自のハイブリッドシステムを採用し、6速MTも選択できた同車について、SNSでは一体どのような評価が寄せられているのでしょうか。
CR-Zは13年前の2010年に発売。まだ現在ほどハイブリッドカー自体が普及していなかった当時、ホンダは意欲的なスポーツカーとして同車を誕生させました。
搭載するパワーユニットは1.5リッターエンジンに先述のホンダ独自のハイブリッドシステム「IMA」を組み合わせたもので、トランスミッションにはCVTおよびハイブリッドカーとして世界初の6速MTを採用。
この6速MTモデルは最高出力114馬力を発揮するとともに、モーターアシストの生み出す力強い低速トルクによってスムーズな加速を実現。あわせて良好な燃費も両立していました。
CR-Zのボディスタイルは、かつてのライトウエイトスポーツカー「CR-X」を思わせる3ドアのクーペフォルム。似通った車名からも繋がりを感じますが、CR-Zという名は「Compact Renaissance Zero」を意味しており“原点に立ち戻って新しいコンパクトカーを生み出す”というホンダの決意が込められたものだといいます。
そんなCR-Zは、新時代のスポーツカーとして期待を集め、発売開始から1カ月で1万台の受注を達成。同年には「第31回日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、高い評価を獲得します。
モデル中盤には大規模なマイナーチェンジを敢行し、より迫力のあるエクステリアデザインを獲得したほか、最高出力も向上するなど細かな改良を施し続けましたが、2017年にCR-Zは後継モデルを残さず1代のみで販売を終了しました。
しかし同車は販売終了までに合計約4万台を販売するなど一定の成果を上げており、環境への優しさとスポーティで楽しい走りを両立したチャレンジングなモデルだったと言えるでしょう。
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そんなCR-Zについて、かつてのオーナーを中心にSNSでは様々な評価コメントが投稿されています。
とくに多く見られるのが「デザインに一目惚れして乗ってました」「今まで所持したクルマの中で1番好きです」「低速トルクがあって街乗りや峠道で良く走るクルマだった」「コンパクトなのにリアに安定感がありコーナーリング性能が素晴らしかったです」など、スタイリングや走りが良かったと懐かしむコメントです。
また、「イグニッションオン時のメーター演出がカッコよくてワクワクするんだよね」「程良いサイズ感とそこそこの低燃費が◎」「荷物も充分載るし旅行にも活躍してくれました!」といった、想像以上に実用性に優れたモデルだったというオーナーならではの声も。
そのほか、「誕生が早すぎた、ホンダらしい実験的モデルだった」「ハイブリッド×MTは良いアイデアだったのに…」「当時は斬新すぎたけど今ならもっと受け入れられたと思う」と、CR-Zが時代を先取りすぎていたと感心する投稿のほか、「CR-Zにスーパーチャージャーを搭載した爆速仕様に乗ったことがあるけどすごく良かったな」など、過激なカスタマイズを施した驚きの仕様について触れている人も存在しました。
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現在ホンダは、ハイブリッドシステムを搭載した新型スポーツカー「プレリュード」を遠くない将来に市販化する予定だと発表しており、先述のジャパンモビリティショー2023をはじめとした様々な自動車イベントでは、そのコンセプトモデルが出展されています。
ホンダならではの“走りの良さ”と“操る喜び”を体現する新たなハイブリッドスポーツカーの復活に、再び期待が高まっています。
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