新型「アイオニック5 N」24年に登場! なぜヒョンデは「新スポーツブランド」投入を決めた? 国内市場への狙いとは
スポーツブランド「N」を投入する目的は?
日本へのさらなる展開を目指すヒョンデですが、スポーツモデルであるNブランドの投入にはどのような意義があるのでしょうか。
これについて先出のパク氏はこのように話します。
「ヒョンデは今、(日本市場でのイメージ向上のために)頑張っております。
私自身も日本や欧州の様々なスポーツモデルに乗り感銘を受け、ヒョンデでもこうした高性能な自動車・ブランドを作るのが長年の夢でした。このたったひとつの夢からNブランドは始まりました。
海外の多くのブランドのように、ヒョンデにおいても高性能なブランドを作れるということを示したかったのです」
日本においては、クルマに対する視点が他国のユーザーよりも鋭いといいます。
そのため、欧州メーカーのスポーツブランドの多くもトップモデルを投入しており、そうしたモデルとも比較できるような高性能モデルを展開することにより、クルマ好きへのアピールを図るようです。
また、パク氏は日本のクルマ好きとも交流を図っていきたいといいます。
「日本に訪れるたびに(首都高速の)大黒PAに寄り、たくさんのクルマ好きの意見をヒアリングしました。
クルマ好きは現在(SNSの発達などによって)つながるようになっており、韓国ではすでに私も参加しているコミュニティがあり、常にカスタムやメンテナンスを中心とする話題が飛び交っているのです。
日本においてもこうした関係づくりを目指したく、日本のクルマ好きの方ともそういった対話をしていきたいと思っています」
さらに、今後は「東京オートサロン」への出展なども行う予定も明かし、クルマ好きに対するアプローチを図りつつ、同時に販売車種やシェアの拡大を狙っていく目論見です。
ますます日本市場への展開を加速させるヒョンデの今後に、注目が離せません。
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