日産次期「エルグランド」実車展示!? 斬新デザイン&豪華内装が凄すぎ! 高級ミニバン「ハイパーツアラー」はいつ登場するのか?

次期エルグランドはいつ登場するのか

 ただ、ハイパーツアラーが次期エルグランドを示唆するモデルであったとすると、市販まではまだかなりの時間を要することが予想されます。

 たとえば、ハイパーツアラーの大きな特徴である全固体電池を用いたパワートレインや完全自動運転は、日産はもちろん、そのほかの自動車メーカーでも実用化には至っていません。

 一方、日産は2028年度までに全固体電池を搭載したBEVを販売する方針を打ち出しており、実用化に向けた開発が進められていることが明らかになっています。

 電動化を積極的に推進してきた日産であるだけに、次期エルグランドがBEVとなっても不思議ではありません。

 また、全固体電池のような新技術はそのブランドの上級モデルから搭載されることが一般的であるため、全固体電池を搭載する最初のモデルが次期エルグランドとなる可能性は十分に考えられます。

 しかし、完全自動運転については法整備との兼ね合いもあるため、2028年度までに市販車に搭載される可能性は低いと見られます。

 現実的には、現在「スカイライン」などに採用されているレベル2-レベル2.5などの自動運転機能をブラッシュアップしたレベル3相当ものが搭載されると考えられます。

ハイパーツアラーはいつ登場する?
ハイパーツアラーはいつ登場する?

 これに加えて、内外装をより現実的なものに調整することで、2028年度までハイパーツアラーに由来する高級ミニバンが登場することは、決して非現実的なことではありません。

 ただ、もしそれが次期エルグランドであるとすると、少なくともあと5年は現行のエルグランドが継続販売されることになります。

 もちろん、マイナーチェンジによってある程度の改良は可能であるものの、基本構造を変えないままでは、アルファード/ヴェルファイアなどの強力なライバルと互角にわたりあうことは難しそうです。

 かといって、全固体電池の実用化を待たずにフルモデルチェンジをおこなってしまうとは考えにくいのも事実です。

 そうなると、今後4、5年は現行モデルの改良版を販売しつつ、満を持して全固体電池をはじめとする新技術を搭載した次期エルグランドが登場すると考えるのが、最も妥当なところかもしれません。

※ ※ ※

 アルファード/ヴェルファイアは、ショーファーカーとしての利用を想定した上級グレードを設定したことで販売台数を大きく伸ばしました。

 エルグランドにも4人乗りの特別仕様車「VIP」が存在していましたが、基本的にはオーナー自身がハンドルを握るクルマとして、「走り」に重点が置かれてきました。

 次期エルグランドでは、ショーファーカーとしての利用がメインのモデルとなるのか、それとも「走り」が重視されたモデルとなるのか、その方向性にも注目が集まっています。

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Writer: PeacockBlue K.K. 瓜生洋明

自動車系インターネット・メディア、大手IT企業、外資系出版社を経て、2017年にPeacock Blue K.K./株式会社ピーコックブルーを創業。グローバルな視点にもとづくビジネスコラムから人文科学の知識を活かしたオリジナルコラムまで、その守備範囲は多岐にわたる。

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