「黄色」は“注意して進め”「じゃない」!? 実は間違って覚えてた? 再認識したい「黄色信号の原理原則」とは

青・赤・黄の3色で構成される交通信号のうち、黄色は「注意して進め」と勘違いして覚えている人が多いようですが、実は道路交通法では「原則、止まれ」でした。正しい交通信号の意味について解説します。

「点滅信号」の意味も正確に理解していますか!?

 信号の意味で忘れがちなのが、赤や黄色の点滅信号でしょう。

 赤の点滅は「停止位置において一時停止をしなければならない」、黄色の点滅は「ほかの交通に注意して進行することができる」です。

 点滅信号に関しては、よく言われる「赤はとまれ、黄色は注意」で覚えておけば良いかもしれません。

意外と正確に理解されていない!? 「点滅信号」の意味とは[画像はイメージです]
意外と正確に理解されていない!? 「点滅信号」の意味とは[画像はイメージです]

 ちなみに、歩行者信号に使われている、人の形の信号における青色灯火の点滅の意味は「道路の横断を始めてはならない」です。

 青の点滅が始まると急いで渡ろうとする人がほとんどですが、横断歩道を走って渡るのは危険なこともあります。

 渡る前に点滅を始めたら、横断はやめるようにしましょう。

※ ※ ※

 信号に従わなかったときの反則金と違反点数については、信号無視(赤色等)違反が、普通車で反則金9000円、違反点数2点。

 信号無視(点滅)違反が、普通車で反則金7000円、違反点数2点です。

 もちろん赤信号だけでなく、黄色信号においても違反と認められれば取り締まり対象となりますし、点滅信号も、赤点滅で一時停止をしなければ、取り締まりの対象となります。

 信号機に従うことは、道路交通法第7条において定められている「通行する人(車両)の義務」です。

 安全で円滑な交通を守るため、ドライバー、歩行者に限らず、信号をしっかりと守りましょう。

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Writer: くるまのニュースライター 河馬 兎

お金と法律に関する複数の資格をもつWEBライター。好きな言葉は「お風呂」と「ハイボール」

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