スズキ新型「スペーシア」発表! 6年ぶりの全面刷新で“ハコ”感アップ!? 斬新「後席シート」も初採用! 新旧でどう変わった?

10数万円の価格上昇! しかしその差を補う多くの新機能を採用

 先代スペーシアでは「後退時ブレーキサポート」や「ヘッドアップディスプレイ」、周囲360度を確認できる「3Dビュー」などの先進運転支援機能を軽で初採用するなど、多数の安全装備を特徴としていました。

 新型スペーシアはスズキの軽で初採用の新機能も含めさらに大幅に性能を進化させたことで、安全性を高めています。

全面刷新したスズキ 新型「スペーシア カスタム」と「スペーシア」
全面刷新したスズキ 新型「スペーシア カスタム」と「スペーシア」

 先代スペーシアで採用していたステレオカメラによる衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」は、「デュアルセンサーブレーキサポートII」に進化し、全車に標準装備します。

 車載カメラを、従来のステレオカメラに対し2.6倍のワイドな視野角を持つ単眼式に変更し、さらにミリ波レーダーを新たに加えてシステムを構成し、検知対象を車両や歩行者、自転車、自動二輪車とし、交差点での検知にも対応しました。

 またアダプティブクルーズコントロール(ACC)にカーブや車線変更時の速度抑制機能を追加したり、車線維持機能を新搭載するなど、先進運転支援機能の向上も図られています。

 運転席まわりでは、4.2インチカラーTFT液晶モニターを採用しスピード表示をデジタル化したほか、電動パーキングブレーキやステアリングヒーターをスズキの軽で初採用。スイッチ類や装備も配置も見直され、操作性も向上しています。

 パワートレインでは、新開発の自然吸気エンジンを搭載し、新CVTとマイルドハイブリッドとともに、同クラストップの低燃費25.1km/L(WLTCモード燃費)をマークします。

 ターボエンジンは先代と同じですが、同様に新CVTとマイルドハイブリッドを組み合わせたことで、性能改善が図られています。

 プラットフォームは先代同様の「HEARTECT(ハーテクト)」ですが、アンダーボディ接合面に減衰接着剤をスズキの軽で初採用するなど様々な防音アイテムを採用し、静粛性と乗り心地を向上させたほか、環状骨格構造や構造用接着剤の採用で、剛性や操縦安定性も高められています。

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 販売価格(消費税込)は、新型スペーシアが153万100円から182万4900円、新型スペーシア カスタムが180万1800円から219万3400円です。

 先代スペーシアが139万4800円から165万6600円(スズキ セーフティ サポート非装着車除く)、先代スペーシアカスタムが166万3200円から200万6400円(2023年11月上旬時点の価格)なので、比較すると全体に10数万円から20万円弱の価格上昇となっています。

 ただ新型スペーシア/スペーシア カスタムでは、多くの機能向上とともに質感も上がり、価格差以上の進化があるといえそうです。

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