スズキ新型「スペーシア」発売! 6年ぶり全面刷新で3代目へ 斬新な快適機能を初採用! 153万円から

まるでリビングみたいな後席に斬新アイテム初採用

 新型スペーシア/スペーシア カスタムは、従来モデルの特徴でもある広い室内を、より使いやすく快適な空間へと進化させています。

 乗り降りのしやすいリアステップ地上高(345mm)やスライドドア開口幅(600mm)、開口高(1250mm)に加え、持ち手部分を拡大した乗降グリップによって、後席の乗降性が向上しました。

オットマン機能を備えたリアシート
オットマン機能を備えたリアシート

 さらに、後席にはスズキ初の「マルチユースフラップ」を採用。これはフラップの位置や角度を調整することで3つのモードへと展開できる斬新な機能です。

 走行中の姿勢安定をサポートする「レッグサポートモード」、荷物の落下防止をサポートする「荷物ストッパーモード」、リラックスできる「オットマンモード」といった3つのモードを設けることで、後席を快適なリビングのようにくつろげるスペースにすることが可能です。なお、オットマンモードは停車中の使用が推奨されます。

 加えて、スマートフォンやタブレットを立てかけることができるストッパーや、幼児用マグ・500mlの紙パックにも対応するドリンクホルダー、テーブル格納時も使用可能なショッピングフックを備えたパーソナルテーブルを前席背面に設置。

 静粛性を高めたスリムサーキュレーターや後席右側にUSB電源ソケット(Type-A/Type-C)を備えるなど、後席の装備を充実させました。

 荷室は、後席を前に倒して格納したときの床面がフラットになり荷室高が拡大したことで、自転車などの大きな荷物がより積み込みやすくなっています。

 パワートレインは、マイルドハイブリッドと組み合わせた自然吸気エンジン車とターボ車を設定(ターボ車はカスタムのみ)。駆動方式は2WDと4WDです。

 軽量で高効率な新CVTを搭載することで、WTLCモード燃費は軽ハイトワゴンクラストップの25.1km/L(自然吸気エンジン車)の低燃費を実現しました。

 安全機能は、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」をスズキで初めて採用し、全車に標準装備しました。アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能・停止保持機能付]や車線維持支援機能を採用します。

 オンラインで開催された発表会で、スズキ株式会社 代表取締役社長 鈴木俊宏氏は次のようにコメントしました。

「軽はスズキの芸術品です。生活の足であるほか、地方においては社会インフラであり、安心・安全であると同時に、安価であるべきです。

 しかし価格だけでなく、軽はさまざまな理由で選ばれており、運転環境や道路事情によって大きなクルマからダウンサイジングする需要や、ファーストカーとして家族で乗りたいというニーズも増えています。

 スズキは多様なユーザーにとって価値があり、生活に寄り添うクルマとして新型スペーシア/スペーシアカスタムを開発しました。デザインや予防安全技術、ユーティリティ、ユニークな装備などを盛り込んでいます」

※ ※ ※

 価格(消費税込)は、新型スペーシアが153万100円から182万4900円、新型スペーシアカスタムが180万1800円から219万3400円です。

 なお、SUV風グレードのスペーシアギアの新型モデルは現在開発中とのこと。追って発売される予定です。

 また、商用バンのスペーシアベースは従来モデルが継続販売されます。

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Writer: くるまのニュース編集部

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