ホンダが新型「プレリュード」を世界初公開! 斬新「2ドアクーペ」は25年頃発売!? 完成度高いじゃん! なぜあと数年待つのか
「プレリュード」の名前が意味するのは…? 画期的な機能が備わる可能性があるの?
ただ、ひとつ気になるのが、会場で見たプレリュード コンセプトはすぐにでも発売できそうな仕上がりであったにもかかわらず、市販予定が「2020年代半ば」とされていることです。
「2020年代半ば」を2024年と解釈すると、その登場は近いと言えそうですが、ホンダ関係者などの話を総合すると、「2025年以降」である可能性が高いようです。
そうなると、市販モデルの登場までおよそ2年近くあることになりますが、現在の完成度の高さを見ると、やや時間を要しすぎているようにも思われます。
もちろん、さまざまな「大人の事情」があると言ってしまえばそれまでですが、このコンセプトモデルが「プレリュード」の名を冠していることを考えると、画期的な新技術の搭載を予期せずにはいられません。
かつてのプレリュードは、国産車初となる電動サンルーフをはじめ、4輪操舵システムの「4WS」やマニュアルモード付きATの「Sマチック」など、当時としては先進的な技術が搭載されていることも魅力のひとつでした。
「プレリュード」とは「前奏曲」や「先駆け」を意味する言葉であり、これまでのプレリュードは、多くのユーザーに来るべき未来を見せてくれるクルマでもありました。
ホンダの三部敏博社長は、プレリュード コンセプトについて「本格的な電動化時代へ“操る喜び”を継承する、ホンダ不変のスポーツマインドを体現するモデルの先駆け」と述べています。
現時点ではこれが何を意味するのかは明らかではありませんが、たとえばそれは、さらに爽快な走りを楽しめる新開発のハイブリッドシステムだったり、かつての「Sマチック」のようなMT操作を擬似的に体験できるシステムだったりするかもしれません。
いずれにせよ、ホンダが「プレリュード」という名を付けた本当の意味がわかるまでには、もう少し時間がかかりそうです。
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ホンダは、2040年までに世界で販売される新車のすべてをBEVもしくはFCEVにすることを宣言しています。
そのため、たとえプレリュード コンセプトが市販化されたとしても、ハイブリッドを搭載している限りは遅くとも2040年までには生産終了となる可能性が濃厚です。
そういう意味では、復活するプレリュードはあくまで次世代への「つなぎ」のモデルなのかもしれません。
来るべき電動化の時代への橋渡し役となるであろうプレリュード。そこに掛かる期待は非常に大きいことは言うまでもありません。
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