斬新なトヨタ「新ランクルプラド」世界初公開! 凄い技術採用のモデルを展示、アウトドアメーカーとコラボしたワケ
「ジャパンモビリティショー2023」にて、トヨタ・コニック・プロは中古車のカスタムブランド「CORDE by」のモデルを展示しました。そのなかで、トヨタ「ランドクルーザープラド(150系)」がありましたがどのような特徴があるのでしょうか。
なぜザ・ノース・フェイスとコラボしたプラド登場?
トヨタ・コニック・プロは「ジャパンモビリティショー2023」にて、同社が展開する中古車のカスタムブランド「CORDE by」のモデルを展示しました。
そのなかで、トヨタ「ランドクルーザープラド(150系)」がありましたがどのような特徴があるのでしょうか。
様々なモビリティが展示されている「ジャパンモビリティショー2023」ですが、日本RV協会のブースの一角に、アウトドア派の心を掴む1台のクルマが展示されています。
一見するとトヨタ「ランドクルーザープラド(150系)」ですが、ナンバープレートにはさりげなく「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」(以下ノースフェイス)のロゴが。
ルーフラック上にも同ブランドのバックが載せられており、非常に気になります。
実はこのプラド、トヨタグループとザ・ノース・フェイス、そしてバイオベンチャー企業「Spiber(スパイバー)」のコラボで誕生した『CORDE byランドクルーザープラド NEWSCAPE』というモデルなのです。
ノースフェイスは北米発のアウトドアブランドで、山岳用品に端を発して、今ではタウンユースのファッションで大人気となっています。
そしてSpiberは、蜘蛛の糸やウール・カシミアといった自然界に存在するタンパク質に着想を得て、日本酒やビールの製造にも似た独自の微生物発酵技術によって「ブリュード・プロテイン」というタンパク質素材を生産しています。
まず車両の特徴を見てみると、すぐに目に入るのがメルドグレーというボディカラー。
フォグランプと牽引フックにサフランイエローの差し色、そしてドアミラーはマットブラックに塗装されているのがアクセントです。
実はこのメルドグレー、登山愛好家にはお馴染みのノースフェイス「Geodome4」の色で、ブランドのイメージカラーと言っても過言ではありません。
インテリアは、シートトリムがノースフェイスのロゴ入りで、グローブボックスにもブランドロゴがあしらわれています。
足元を見ると、ランクルファンに人気のあるTOYOTAのフォントロゴが入った防水マットが。
もはや、これだけでアウトドア派は欲しくなるのではないでしょうか。
ちなみに、シートトリムの中央の柔らかい部分の生地には、Spiberの技術によってつくられたブリュード・プロテイン素材が一部採用されています。
実はこのSpiber、繊維関連だけではなく、将来的にモビリティ部材にも積極的にその技術を活かしていくとのことです。
例えばドアのトリムやドアハンドル、さらにはドアビームも、すでにブリュード・プロテイン素材が活用できる可能性があるのだとか。
ブリュード・プロテイン素材は微生物と植物由来のバイオマスによってつくられるため、脱石油、脱マイクロプラスチック、脱アニマルといったSDGsな技術なのです。
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