AGCが「ジャパンモビリティショー2023」にブース ガラスアンテナやセンサーなど展示

AGCが「ジャパンモビリティショー2023」にブースを出展。ガラスアンテナ、センサー関連部材、車内ディスプレー関連部材などを展示しています。

「ガラスは一等地」という言葉の意味とは

 AGCが2023年10月26日〜11月5日(一般公開は10月28日から)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催の「ジャパンモビリティショー2023」にブースを出展し、ガラスアンテナ、センサー関連部材、車内ディスプレー関連部材などを展示しています。

「ジャパンモビリティショー2023」AGCブースの様子
「ジャパンモビリティショー2023」AGCブースの様子

 AGCは1907年、国産初の板ガラス製造を目指して創立した企業です。高度経済成長期には、自動車用ガラスの事業へ本格参入。ガラスのビジネスから、オートモーティブ、ディスプレー、半導体やライフサイエンスと、現在に至るまで時代の変化と人々のニーズに応え、さまざまな価値を創造してきたと言います。

 同社のブースでは「自動車事故を減らすために必要な『機械の目』」として、レーザー光を対象物に照射して、反射して戻る光を検知する測距センサーの一種であるLiDAR(Light Detection and Ranging)の構成部材や、カバーガラスなどの関連製品を展示。普段は近くで見られない製品を間近に見ることができます。

 また、同社が50年以上にわたって開発している「ガラスアンテナ」も展示しており、クルマとあらゆるモノをつなげる無線通信技術である「V2X」時代の高速通信を支えるとしています。同社は、5Gやその先の高速通信のためのアンテナ基盤技術開発を加速し、モビリティ社会の実現をリードする実用性の高い技術を提案していくとのことです。

 10月26日に行われたプレスカンファレンスに登壇した、同社のオートモーティブカンパニー モビリティ事業本部長の大西夏行氏は「今日お持ちいただきたい言葉はひとつだけ。『ガラスは一等地』です」と述べました。大西氏は「ガラスは一等地」という言葉の意味について、「クルマを運転する人には、情報が全て周りにあり、タッチひとつで情報が得られる。クルマを運転しない人に対しては、クルマのガラス全面が映画やゲームになるような世界が来ると考えている。そういう意味で『ガラスは一等地』と表現した」と説明しました。

 また、次世代ガラスのキーワードとして「マルチファンクション化」を挙げ、「自動車の窓は今まで内側と外側を仕切るひとつの間仕切りだったが、空調といった熱や音、情報をコントロールすることにより、ガラスは新たな価値を生み出すものになっていく」と述べ、近未来における同社技術の重要性を示唆しました。

 続けて大西氏は「『CASE』時代のモビリティ内の通信環境において重要なことは『切れない』こと。鉄道や新幹線で到着地点まで一度も通信が切れなければ、それはAGCのガラス(を使っているから)かもしれない」と述べ、同社のアンテナ技術について、自信を見せました。

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「ジャパンモビリティショー2023」は、2023年10月26日〜11月5日(一般公開は10月28日から)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催。AGCブースは、東2ホールです。

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