ホンダ「新型“画期的”軽バン」投入間近! 従来タイプとは違う「充電待ちゼロ」のEVが登場

ホンダの「MEV-VANコンセプト」が、「ジャパンモビリティショー2023」に登場しました。どのようなモデルなのでしょうか。

「MEV-VANコンセプト」をJMSに展示

「ジャパンモビリティショー2023」(JMS2023)のホンダブースに、軽商用EV「MEV-VANコンセプト」が展示されています。どのようなモデルなのでしょうか。

JMS2023で展示されたホンダ「MEV-VANコンセプト」
JMS2023で展示されたホンダ「MEV-VANコンセプト」

 MEV-VANコンセプトは、交換式バッテリー「モバイルパワーパックe:」8本を搭載した電動パワーユニットで走る軽EVです。

 日中に太陽光で発電した電気(再生可能エネルギー)を充電した交換式バッテリーを使うことで、充電による待機時間の削減や電力使用ピークの緩和など、より効率的なエネルギーマネジメントの実現に貢献するといいます。

 ホンダとヤマト運輸は、2023年11月から群馬県で、このMEV-VANコンセプトを使った集配業務の実証を開始する予定です。

 ホンダは、2050年に全ての製品と企業活動を通じたカーボンニュートラルの実現を目指すとしており、この実現に向けた取り組みの一つとして、モバイルパワーパックe:を用いて電動モビリティの拡充を図るほか、再生可能エネルギーを用いた電力の利用拡大を進めているといいます。

 ヤマトグループは、「2050年温室効果ガス自社排出量実質ゼロ」と「2030年温室効果ガス自社排出量48%削減(2020年度比)」の実現に向けて、EV2万台の導入、太陽光発電設備810基の導入、ドライアイス使用量ゼロの運用構築、再エネ電力の使用率を全体の70%まで向上させるという主要施策を中心に、各取り組みを進めているとしています。

 こうしたなかで両社は、ホンダが2024年春に発売を予定している新型軽商用EV「N-VAN e:」の集配業務における実用性を2023年6月から検証するなど、サステナブル(持続可能)な物流の実現に向けた実証を進めてきたと説明します。

 しかし一方で、EV導入時の充電時間や、夜間の一斉充電による電力使用ピークの偏りなど様々な課題も存在。交換式バッテリーは、その課題を解決するものとして期待されています。

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 ジャパンモビリティショー2023は、東京ビッグサイト(東京都江東区)で11月5日までの開催です。

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