斬新な新型「4ドアセダン」2024年発売!? 中国から紅旗、BYDに続き日本市場に参入? TURINGとの提携発表で注目高まる
中国のEVメーカー「アークフォックス」が2024年にも日本市場へ上陸予定だと公式発表されました。日本のスタートアップ企業となる「TURING」と提携して日本での発売を予定しているようですが、どのようなブランドかつモデルなのでしょうか。
北京汽車「アークフォックス」、日本のベンチャー「TURING」と提携して2024年中に日本上陸へ
中国の純電動ブランド「アークフォックス」が来年にも日本市場へ上陸予定だと公式発表されました。
日本のスタートアップ企業となる「TURING」と提携して日本での発売を予定しているようですが、どのようなブランドかつモデルなのでしょうか。
「アークフォックス」は中国の国営自動車メーカー「北京汽車」傘下の「北汽藍谷」が展開するブランドです。
同ブランドのWeChatアカウントが2023年10月9日、日本のEVベンチャー企業「TURING」と提携することで合意、また将来的にアークフォックス車種の日本導入を目指していることを公表しています。
公式リリースによると、北汽藍谷の子会社「北汽新能源」とTURINGの提携によって日本で販売される初となる製品はアークフォックスの純電動セダン「α-S」をベースに、日本の道路事情に適した専用ソフトウェアを搭載した上で2024年に日本で販売するとしています。
日本での販売が実現されれば第一汽車の高級車ブランド「紅旗」、電動車大手「BYD」に次ぐ3番目の純中国ブランドとなります。
北京汽車の純電動ブランド「アークフォックス」は2017年に設立されました。
昨今の新興EVブランドにしては比較的早い時期に登場し、まずは全長3m未満の超小型BEV「ライト」を投入。
このモデルは当時の超小型BEVとしては珍しくプレミアム路線をアピールしており、同等サイズのBEVとは一線を画す存在を目指していました。
今の中国車では当たり前の「助手席用ディスプレイ」や、車体前後にはメッセージや映像を流せる横長のディスプレイも搭載して先進性は抜群でしたが、価格の高さや走行性能の低さで思うように売れず、結局は有象無象の超小型BEVと同じ運命を辿ることとなります。
その後、ジュネーブモーターショー2019では「ECFコンセプト」、そして上海モーターショー2019では電動ハイパーカーのコンセプトモデル「GT」をお披露目するなど一気に注目を浴びるようになりました。
ジュネーブでワールドプレミアを迎えたECFコンセプトは2020年に「α-T」として量産を開始。
また、2021年には純電動セダン「α-S」、そして2023年には小型ミニバン「カオラ」を投入し、この3モデルが現行ラインナップを構成します。
一方、ハイパーカー「GT」に関する続報は一切ないまま今日に至ります。
アークフォックスが日本に導入すると予告しているα-Sは全長4980 mm×全幅1960mm×全高1599mm、ホイールベース2915mmのセダンです。
パワートレインは完全純電動のBEVのみで、バッテリーは基本的に容量65.6kWhと94.5kWhの2種類を用意し、中国独自のCLTC方式で算出した航続距離は前者が525km、後者を搭載する四輪駆動モデルが603km、前輪駆動モデルが735kmとなります。
また、α-Sには中国IT大手「ファーウェイ」と共同で開発した「ファーウェイ・インサイド」モデルも用意されています。
先進運転支援技術を支えるソフトウェアにはファーウェイ開発の「Harmony OS」を採用、そしてLiDAR×3、ミリ波レーダー×6、超音波レーダー×12、カメラ×13といったハードウェアも充実。
チップセットには計算能力400TOPSのファーウェイ MDC 810を搭載しており、ファーウェイの技術が盛りだくさんのモデルとなっています。
これらの搭載によりアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)作動時の渋滞追従機能といった基本的な運転支援機能だけでなく、路肩を走行する自転車を避けたり、交差点の右左折、高速道路出口への流出なども車両が自分で判断しておこないます。
水産物輸入禁止の国の車を何故売るのか、日本の対応の甘さに嫌気がさす。安いだけの欠陥車は、いらん。と言え。