スパークプラグだけの会社とは言わせない! NGK改めニテラのJMS2023ブースをリポート!

英文社名をNiterra(ニテラ)へと変更した日本特殊陶業。東京ビッグサイト西展示棟に出展している同社のブースを訪れてみました。

社名変更しイメージを一新

 英文社名をNGK SPARK PLUGからNiterra(ニテラ)へと変更した日本特殊陶業は、東京ビッグサイトで2023年10月26日から11月5日(一般公開は10月28日から)に開催されている「ジャパンモビリティショー2023」において、“Sparkle”をテーマに、未来のモビリティを輝かせるヒカリ・キラメキ・輝きを、現代そして未来へ向けた同社の製品群を通して紹介しています。

NGK SPARK PLUG改めNiterraへ
NGK SPARK PLUG改めNiterraへ

 同ブースでは、現在のクルマにおけるスパークプラグや各種センサーに加え、長年の歴史で培ったセラミック技術を活用した、未来のクルマで期待される製品たちを「内燃機関」「安全安心」「コネクテッド」「次世代」という4つのカテゴリに分けて展示。

悲惨な事故を未然に防ぐために

 なかでも、「アイアクセル」という、アクセルとブレーキの踏み間違い防止装置は、「車を手放せない地方の皆さんに向けた商品で、昨今、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が多発していることを受けて製品化したものです」とブース担当者は説明していました。

「アイアクセル」について説明をするブース担当者
「アイアクセル」について説明をするブース担当者

 取り付けと購入は、二テラが認定した各地の整備工場で行うことができ、つり下げ式のアクセルペダルであれば適合車種は幅広いそうです。詳しくは公式ホームページで確認でき、価格は普通乗用車用で約20万円とのことです。

クルマと整備工場が通信!? 自動車の整備タイミングを把握可能

 整備工場向けコネクテッドサービスの「ドクターリンク」は、アフターパーツとして取り付けるもので、専用デバイスを自動車のOBD端子に接続し、アプリを入れた携帯とBluetoothで接続。車速などから走行距離を認識し、整備工場などにその情報が伝わり、得られた情報をもとに整備工場が整備案内などをユーザーの携帯電話へプッシュ通知するというものです。

「ドクターリンク」専用デバイスは小型軽量
「ドクターリンク」専用デバイスは小型軽量

 エンジンチェックランプの情報なども送信されるため、整備士が遠隔で自動車の状況を判断できます。2021年11月から正式にサービスを開始しており、ブース担当者は「市場に浸透するまでは時間がかかるでしょうが、いつか浸透していく仕組みだと思います」と説明。また「(同社は)セラミックの会社なので、セラミックの基礎を使っていろいろなものを製品化していこうと考えています。内燃機関用のスパークプラグだけでなく、いろいろなものを製品化していきたいです」と話していました。

 ニテラのブースは西展示棟4階西3ホールにあります。

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