全長4.2mのダイハツ「小型スポーツクーペ」がスゴかった! 斬新流麗デザインにレトロ顔がカッコイイ! 市販化もウワサされた「DNコンパーノ」とは
ダイハツが過去の東京モーターショーで世界初公開していた「DNコンパーノ」とはどのようなモデルなのでしょうか。
市販化も期待されたが…
さまざまな新型車やコンセプトカーが披露されてきた国内最大の自動車展示会「東京モーターショー」が、コンセプトを変更し新たに「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー)」として、2023年10月28日より開催されます。
これまで行われてきた東京モーターショーのなかでダイハツは2017年、コンパクトでスポーティな4ドアクーペを世界初公開し、注目を集めていました。
2017年10月27日から9日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で第45回東京モーターショー2017が開催されました。
第45回では、「世界を、ここから動かそう。BEYOND THE MOTOR」をショーテーマに多くのワールドプレミア・ジャパンプレミアを含む380台が展示。来場者では4人に一人が女性、15歳~39歳までの来場者が51.3%と半数を占め、女性来場者と若者の来場者が顕著に増加したショーとなったことが特徴です。
さらに、自動車産業の枠を超え、様々なアイデアやテクノロジーを取り入れたシンボルイベント「TOKYO CONNECTED LAB 2017」も併催されるなど、次回のジャパンモビリティショーにも継承された新たな取り組みも行われました。
2017年3月に創立110周年を迎えたダイハツでは、5車種5台の参考出品車と市販予定車1台、10台の市販車を出展。そのなかの1台が、「DN COMPAGNO(ディーエヌ コンパーノ・以下DNコンパーノ)」でした。
DNコンパーノは当時「アクティブシニアのためのコンパクト4ドアクーペ」と説明されたモデルで、名称の通り1963年に発売され、ダイハツとしては初の乗用車モデルにあたる「コンパーノ」をオマージュしたモデルです。
ボディサイズは全長4200mm×全幅1695mm×全高1430mm。
エクステリアは、4ドアクーペと称されるように流麗なスタイリングを採用しており、Aピラーからルーフ、Cピラーにかけては弧を描くような連続したものとなっています。
また、クラシカルなイメージを与える縦ルーバーを備える台形グリルや、ヘッドライト上端からテールにかけて一直線形状のはっきりとしたキャラクターライン、縦型のテールランプなどは初代コンパーノを強く意識しているようです。
インテリアは前席優先で大人2人がゆったりすごせるように誂えており、上質感を高めるなど、「アクティブシニア」に向けた大人びた仕上がりとなっています。
パワートレインは1リッターターボエンジンのほかに1.2リッターのハイブリッドシステムも搭載可能で、トランスミッションにCVTを組み合わせ、FF(前輪駆動)となっています。
DNコンパーノはほかのコンセプトカーとくらべても完成度の高いデザインとなっており、スポーティモデルの新たな形として市販化が期待されましたが、残念ながら幻のモデルとなってしまいました。
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なお、次回のジャパンモビリティショーでダイハツは、スポーツモデルとして「VISION COPEN(ビジョン コペン)」を世界初公開する予定です。
2ドア軽オープンスポーツカー「コペン」の名前を冠するモデルですが、軽自動車規格を超えたサイズや1.3リッターエンジンを搭載し後輪駆動となった点などが注目されています。
DNコンパーノで実現し得なかった小型車のスポーティなモデルとして、その登場に大きな期待が寄せられています。
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