スライドドアの「新型3列シートミニバン」日本初公開! サプライズ発表の新型「グランカングー」2024年中に国内導入へ
2023年10月15日、ルノージャポンは3列シートミニバンモデルの新型「グランカングー」を日本初公開しました。2024年中に発売される模様です。
世界初公開からわずか1か月後に日本で初披露!
ルノージャポンは2023年10月15日、ルノー「カングー」ファン向けイベント「カングージャンボリー2023」を開催し、3列シートミニバンモデルの新型「グランカングー」を日本初公開しました。
欧州で2023年9月に世界初公開されたばかりのニューモデルで、日本でも2024年中に発売する意向があることも明らかにされました。
カングーは世界50の国と地域で販売されるルノーのグローバルモデルで、1997年の初代モデル登場以来440万台以上が販売されています。
それまでコンパクトカーの後部に大型の荷室を取り付けた「フルゴネット」タイプの商用バンモデルを独立させたもので、後席にスライドドアを備えた使い勝手の良い乗用ハイトワゴンタイプも同時に誕生しました。
日本においても初代モデルが2002年より導入されており、以来根強い支持を集めています。
現行型のカングーは2020年に欧州で初公開された3代目で、日本でも2022年10月に開催されたファンイベント「カングージャンボリー2022」において初公開後、2023年2月に発売されました。
パワートレインは1.3リッター直列4気筒ガソリンターボと、1.5リッター直列4気筒ディーゼルターボの2タイプを設定し、ともに7速DCTと組み合わせます。
ボディサイズは全長4490mm×全幅1860mm×全高1810mm、ホイールベース2715mmで、高い室内高と広い荷室空間を特徴とする5人乗り・2列シートのハイトワゴンモデルです。
プラットフォームを刷新し、先進運転支援機能(ADAS)やコネクティッド機能を搭載するなど、乗用車としての性能を大幅に向上させた点も特徴となっています。
その3代目カングーのロングボディ版である新型グランカングーが、今回新たに日本で初公開されました。
発表の場となったのは今回もカングーファン向けイベントのカングージャンボリー2023会場で、事前に案内もなくサプライズ披露となりました。
なお新型グランカングーは、ドイツ・ミュンヘンで2023年9月5日より10日まで開催された国際モーターショー「IAA MOBILITY 2023」で世界初公開されて間もないニューモデルで、急きょ空輸で運ばれてきたといいます。
車体の全長をおよそ400mm、ホイールベースを385m延長し、室内を3列シートレイアウトとしたミニバンモデルで、後席スライドドアの開口幅も180mm拡大して乗降性も向上させています。
欧州では、カングー同様のガソリン/ディーゼルモデルに加え、90kWの電気モーターを搭載し最大航続距離265km(欧州値)をマークする100%EV(電気自動車)モデル「E-Tech」も設定されます。
カングージャンボリー2023会場には、フランスからルノー上級副社長のハインツ・ユルゲン・レーヴ氏が来場し、次のように話しました。
「ルノー カングーに使い勝手の良い2列シートモデルと、たくさんの人やたくさんの荷物を積むことができる3列シートモデルをラインナップすることで、日本のお客様の期待に応えたい」
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新型グランカングーは欧州で2023年末に受注を開始し、2024年初頭より順次納車を開始する予定です。
一方、正式な国内導入時期については未定ですが、ルノージャポンでは2024年度中にも発売するとしており、早期の導入が期待されます。
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