15年ぶり復活!「室蘭‐青森航路」運航開始でどう使う? 普通車は割引で2.2万円! 室蘭で「醍醐味」も

津軽海峡フェリーが「室蘭~青森航路」の運航を開始しました。SNSではどのような反響があったのでしょうか。

1日1往復

 2023年10月2日、北海道と本州の間で「室蘭~青森航路」(約204km)の運航が15年ぶりに始まりました。これに対しSNSではどのような反響があったのでしょうか。

室蘭~青森航路に就航する「ブルーマーメイド」(画像:津軽海峡フェリー)
室蘭~青森航路に就航する「ブルーマーメイド」(画像:津軽海峡フェリー)

 新たに開設されたのは、北海道室蘭市と青森県青森市を結ぶ津軽海峡フェリーの定期航路です。船は基本的に日曜の室蘭発と月曜の青森発を除き、1日1往復します。運航時刻は次のとおりです。

・室蘭20時00分発→青森翌3時00分着(航海時間7時間)
・青森9時00分発→室蘭15時45分着(同6時間45分)

 船は、青函航路で使われていた「ブルーマーメイド」が就航。総トン数8820トン、全長約144m、速力20ノット、車両は12mトラック71台または乗用車230台が積載可能、旅客定員は583人です。

 旅客運賃は、「スイート」「コンフォート」「ビューシート」「スタンダード」の4区分あり、最も高いスイートは1万2730円から1万5400円、最も安いスタンダードは5090円から6160円。

 自動車は、軽自動車が1万9090円から2万3100円、6m未満が2万4550円から2万9700円などです。なお、6m以上の車両は燃料油価格の調整金が別途発生します。

 また、通常の運賃とは別に、企画商品も設定されています。

 徒歩乗船向けの「海割ウォーク」は4000円で、差額を足すと個室・指定席も利用できます。自転車やバイク同伴も可能です。

 クルマで渡る人には「海割ドライブプラス」が用意されています。普通車は2万2000円、軽自動車は1万7000円です。クルマの定員まで何人乗っても値段は変わらず、「多く乗れば乗るだけお得」(津軽海峡フェリー)といいます。差額で個室・指定席も利用可能です。

 いずれも予約は、乗船3か月前の同日9時からウェブサイトや電話で受け付けます。

 室蘭‐青森航路に対し、SNSでは「これは嬉しいかも!」「(普通車の)割引で2万2000円か。いいね」「(室蘭の)白鳥大橋の下をフェリーが通過するのが醍醐味」など、新航路に期待を寄せる声が並びました。

 ダイヤについては、「青森発の夜便があればねぇ」「(青森に)朝3時に着いてどうするの」など、使い勝手の面で難色を示す投稿も。

 一方で、「青森から洞爺湖が近くなる」「室蘭から八甲田山に登るのに旅客のみで使いたいと思います」と、すでに使い道を考えている人もいました。

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2件のコメント

  1. 運賃高い!本州名古屋からサンフラワ-乗船しても途中の高速代、ガソリン代含めて割高に映る

  2. この航路が再開したのは「トラックドライバー(運送会社)」向けでこの時間設定になっている。
    乗用車の利用を前提にしないで、トラックドライバーがこのフェリーに乗っている時間は休める。
    7時間程度の乗船になるからこの7時間という休憩時間は馬鹿にならない。
    函館-青森の乗船時間は4時間程度であり、函館-室蘭を自走すると4時間だから、自走する時間分を休憩に充てることができるから、需要があることを考えて就航した。
    青森からは、八戸-苫小牧に7時間程度で川崎近海汽船(シルバーフェリー)が結んでいるから、札幌地区に近いところにフェリー航路が就航することは、当然ともいえる。

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