ホンダの公開した斬新「軽ピックアップ」が超カッコいい! “遊びに最適”な「万能軽トラ」登場か! ホンダ「アクティ・スポーツ」の正体とは
「東京モーターショー」から名称を改めた「ジャパン モビリティショー2023」が、2023年10月26日から開催されます。過去のモーターショーで出展されて話題になったコンセプトカーには一体どのようなものがあったのか、ここで振り返ってみましょう。
「遊び」に特化した本気の「軽ピックアップ」仕様!
「東京モーターショー」から名称を改めた「ジャパン モビリティショー2023」が、2023年10月26日から東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されます。
世界各地で開催されているモーターショーは、市販車のみならず未来に登場する可能性のある「コンセプトカー」が公開されることでも注目を集めていますが、これまで出展されて話題になったコンセプトカーには一体どのようなものがあったのでしょうか。
2002年に開催された「第36回東京モーターショー」では、ホンダから今にも市販化されそうな1台のコンセプトカー「アクティ・スポーツ」が世界初公開され、大きな注目を集めました。
「アクティ」は、初代モデルが1977年に登場した軽トラックおよび軽バンで、ホンダが四輪事業に参入した際に発売した軽トラック「T360」の流れをくむ由緒あるモデルです。
そんなアクティは、エンジンを車両中央に配置した、軽トラとしては珍しいMR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)の駆動形式を採用し、さらに荷台までもフレームの一部としたモノコック構造など、ホンダらしい個性的な設計も特徴。
これにより、使いやすく走りも力強い軽商用車として長年愛されてきましたが、ラインナップの整理からアクティバンは2018年7月に、アクティトラックは2021年4月をもって生産終了しています。
第36回東京モーターショーで初公開されたアクティ・スポーツは、そんなアクティをベースに、車体全体に渡る大幅な改造を実施。ルーフやリアに強化された荷台を追加したことで、見事ピックアップトラック仕様に生まれ変わったコンセプトカーです。
アクティはもともと「アクティブ(活動的な)」を由来とした車名で、ビジネスのみならずレジャー用途も想定し開発されていたクルマ。だからこそ元来備えた高い実用性を「遊び」に特化することで「全く新しい楽しいモデル」を作り出そうという発想から、アクティ・スポーツは誕生したといいます。
荷台スペースは、道具をガンガン積めるように樹脂製パネルを採用。左右の「アオリ」はボディと一体化され、上部にはステンレス製のパイプキャリアが増設されているほか、作業用ルーフランプも搭載してあり夜間でも荷台で作業が可能。
また、荷台には荷物の固定に便利な収納可能なフックも取り付けられ、さらにバギーなどの重いアイテムも手軽に積載できるウインチや、汚れた服や濡れたウェットスーツをくるんで持ち帰る際に便利な小物収納ネットも装着されています。
そのほか両サイドのアオリの内側には取り外し可能なラダーレールも収納してあり、荷台から斜めに架ければ、重い荷物の積み降ろしでも楽々に行えるユニークな仕様。このように持ちうる実用性をレジャーに特化させたことで、これまでに無い「遊び」を実現するユニークな1台が完成しました。
アクティ・スポーツのボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1745mm(全高はパイプキャリア除く)。
搭載するエンジンのスペックは公表されていませんが、ノーマルのアクティと同じく660ccのエンジンを搭載していると想像できます。
インテリアは明るいベージュの中にアクセントカラーのオレンジを採り入れたエネルギッシュな雰囲気を演出で、車内に配されたさりげない遊び心から、運転時でも楽しさを感じられる室内空間を実現しています。
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アクティ・スポーツは、レジャーに特化したことで全く新しい「遊び」用のクルマを提案する魅力的なコンセプトモデルでしたが、残念ながら市販化されることはありませんでした。
しかし同車で培われた「趣味にも使える商用車」というアイデアは、ホンダが現在ラインナップしている「N-VAN」に活かされているのかもしれません。
2023年10月に開催されるジャパン モビリティショー2023でも、実用性と遊び心を両立した楽しいモデルが登場するか、注目が集まります。
ボディ形状は良いがなんせ顔が古臭い、もう少し今時感が必要だと思う、例え販売しないショー向けのコンセプトカーだとしても、"本当に出るかも"とか"欲しい"と思わせるワクワク感を演出してもらいたいもので、横や後ろ姿を見てワクワクした気持ちが前方に回った瞬間ゲンナリ、大分昔のオールドフェイスではアンバランス過ぎて萎えてしまう、どうせならもっと全体的に作り込んで欲しいものだ、レトロと型遅れではまるで意味が違うと思うのだが?