ベース車両がヤリスに変わった「ビュート ストーリー」…既存オーナーの反応は？

　光岡自動車は2023年9月21日、新型「ビュート ストーリー」を正式発表し、翌22日に発売しました。

　このビュート ストーリーは、11年間生産された光岡「ビュート」の後継モデルです。名前も変わったこのビュートについて、これまでのビュートのオーナーの反応を探ってみました。

　富山県に本拠地を置く光岡自動車。クルマ好き以外にはあまり知られていませんが、2023年2月に創業55周年を迎えたほど歴史の深い自動車メーカーです。

　同社は他メーカーの国産車を改造して販売しています。その人気は高く、美しいロングノーズとショートデッキが印象的な「ヒミコ」や、オールドアメリカンなSUV「バディ」などを展開しています。

　今回のビュートは、1993年に初代モデル登場したプレミアムコンパクトカーです。ベース車両に日産のコンパクトカー「マーチ」を使用し、ジャガー「マークII」をオマージュしたカスタムが加えられています。

　しかし、2022年8月にベースとなるマーチが生産停止となると、今後のビュートの先行きを不安視する声も多く出ていました。

　そんな中登場した新型ビュート ストーリーは、ベース車として新たにトヨタ「ヤリス」を選出。愛らしいデザインは継承されつつ、先進安全技術などが進化しています。

　ボディサイズは全長4090mm×全幅1695mm×全高1500-1515mm。パワートレインはヤリスと同じく1リッターもしくは1.5リッター直列3気筒エンジン、それに1.5リッター直列3気筒エンジン＋モーターを組み合わせたハイブリッドの3種類から選択できます。

　トランスミッションは、1リッターエンジンモデルではCVT、1.5リッターエンジンモデルではCVTもしくは6速MT、ハイブリッドモデルではCVTを採用しています。駆動方式は2WDか4WDが選択可能です。

　新型ビュート ストーリーの価格（消費税込）は308万円から429万円。2023年の生産計画台数（年間）は約40台、2024年以降は約200台を予定しています。

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　ビュートからベース車も変わり、大きく姿を変えた新型ビュート ストーリーですが、これまでの“ビュートオーナー”はどう思っているのでしょうか。

　XやInstagramなどのSNSを探してみると「また乗りたいな。貯金しないと……！」「凄まじく可愛い」などの称賛の声が。やはりビュートの魅力はしっかりと引き継がれているようです。

　一方で「セダンタイプの方が良かったな……」といった意見や「どうせなら軽自動車をベースにした方が需要あったんじゃない？」という人もいました。

　様々な意見が飛び出した新型ビュートストーリー、今後どのような展開を見せるのか注目です。