なぜ教習車は今も「セダン」ばかり? 売れるクルマは「SUV・ミニバン」なのに… 変化見えた近況とは

自動車教習所の教習車と言えば、初めて運転するクルマと言えます。その教習車の多くは現在でもセダンが多いですが、最近の売れ筋はSUVやミニバンとなっていますが、なぜ採用が増えないのでしょうか。

SUVやミニバンを教習車として導入するケースも! どんな理由がある?

 このように近年ではセダンや教習専用以外にもトヨタ「ハリアー」やBMW「X1」といったSUVなどを採用している教習所も出てきています。

 ハリアーを導入しているとある教習所Cは次のように話しています。

「高速教習車として新しいクルマの導入を検討した際、教習生に喜んでいただける車種が良いと考えました。

 その際、スタッフの間ではBMWやメルセデス・ベンツなどの輸入車が候補として挙がりました。

 しかし、教習生に希望を聞いてみるとSUVに乗りたいという声が多く、なかでもハリアーがとくに人気という結果に。

 またハリアーを教習車として導入している教習所は全国でもあまりありません。

 そのため、ほかの教習所がまだやっておらず、かつ教習生のみなさんに喜んでもらえる施策として、ハリアーの導入を決定しました」

現在でも古いセダンを使っている教習所も存在
現在でも古いセダンを使っている教習所も存在

 またミニバンを教習車として導入している前出の教習所Bの担当者は、導入の経緯について次のように話します。

「ミニバンブームがあった際に、普及が進んだ車種としてトヨタ『ノア』を教習車に導入することにしました。

 日常的に乗る機会が多いミニバンでの教習が、若者を中心に良い反響があります」

※ ※ ※

 これまでセダンを基本とした教習車でしたが、世の中のトレンドがSUVやミニバンに移り変わったこと。

 そして教習所自体も入校者を獲得する施策として、これまでに見なかったSUVやミニバンが採用されるケースが増えてきたようです。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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