高速道路で見かける「謎のバス停」何のため? 降りると何処に行く? 全国に点在するワケとは
全てのバス停が利用できるとは限らない…なぜ?
一方で、高速バスは全てのバス停が利用できるとは限りません。
それはなぜでしょうか。
前述したように、高速バスのサービス当初は国鉄が運行し、その後民間会社も事業に参入するようになりました。しかし、その事業免許の取得には壁があったのです。
民間のバス会社は地域限定でバスを運行する免許を与えられています。
ところが、高速道路が伸びるにつれてバス路線が拡大すると、どうしても他事業者のエリアを通らざるを得なくなります。
そこで、1980年代、当時の運輸省は、バスのドアを閉めて通過するだけなら他社の事業エリアに乗り入れたことにはならないという判断を下しました。
つまり、バス停に止まらなければよいということです。それ以降、途中停留所を通過する高速バスが主流になりました。
とはいえ、現在では事業エリアの制限はなくなりました。それでも途中の停留所が利用できないのには理由があります。
まず、高速バスは座席定員を超えて人を乗せることができません。そのため、全ての停留所に止まらず短距離だけ利用する乗客を防いでいます。
そもそも長距離を移動する高速バスは途中停留所での乗降客が少ないことが多く、各バス停での乗り降りをなくすことで運行効率も高まるのです。
ここで、反対に管理用施設だったバス停が復活した例もご紹介しましょう。
埼玉県川越市では、人口が増えたことから、JR川越線的場駅からほど近い管理用施設を「川越的場停留所」として再利用されています。
高速道路上でよく見かけるバス停ですが、そこにある背景はさまざまなようです。
※ ※ ※
高速バスのバス停は、地域の交通事情に応じてさまざまなかたちで設置されています。
事前に確認し、遠出の際の交通手段のひとつとして考えてみるといいかもしれません。
日野バス停のそばには多摩都市モノレールの甲州街道駅があるので、なんか廃バス停みたいな扱いされてて不本意です
あまりにこのライターの知識が浅薄すぎる
・中央道日野の最寄はJR日野駅ではなく甲州街道駅(550m)
・他にも高速長岡京、高速京田辺、名神深草、(降車専用だが)八潮PA、千里ニュータウンなど駅から至近の停留所もあるので「鉄道駅などから遠い場所にあり、一見すると不便なようにも思えます。」とは言えない
・基山のように高速バス同士のトランジットの役割を果たしているバス停にも触れられていない
あまりにもよく調査せず、筆者の先入観があり過ぎる記事でこれをアップするのもどうかと…