「えっ…!」道路に落ちている「謎の皿」!? クルマの「ホイールキャップ」なぜ外れる? そもそも何のために装備されているのか
ホイールからキャップが落下する原因とは
ホイールキャップを装着するメリットは理解できましたが、それとともにホイールキャップが時々道路に落下している理由も気になります。
ホイールキャップは「ツメ」でしっかりとホイールに固定される構造が採用されているはずなのに、一体なぜ外れてしまうのでしょうか。
前述の整備員に「外れる原因」についても聞いたところ、「縁石への接触など衝撃で外れてしまったり、あるいは固定しているツメの劣化、および熱によるキャップ自体の変形、または激しい風圧を受けることでホイールキャップは意外と簡単に外れてしまうこともあります」という回答がありました。
もし自分のクルマにホイールキャップを装着していて、突然外れてしまったら慌ててしまうかもしれません。いざホイールキャップが外れてしまったらどうすれば良いのでしょうか。
その場所が高速道路などの自動車専用道路でなく、かつ道路状況から無理なく安全に外れたキャップを回収できた場合、ツメに破損が無ければ再度キャップを取り付けることが可能です。
しかし、ツメが壊れてしまったりキャップが変形あるいは割れてしまったら、もうそのキャップは再利用できず、新しいものを用意する必要があるでしょう。
もちろんどこに落としたのか分からない場合も同様です。
新品のホイールキャップの価格は、メーカー純正なら4枚セットで1万円前後で購入が可能。
また、オークションサイトなどでは中古品が出品されていることもあり、「とりあえずカバーとして早急に装着したい」「安く購入したい」という人は中古品を選択肢に入れるのも良いでしょう。
しかし中古品の場合は当然ながら品質は安定しておらず、もし変形していれば先述したように走行中に外れてしまう可能性もあるので、中古品はメリットとデメリットを考慮した上で使用してください。
加えて、ホイールキャップもスチールホイールの大きさによって適正サイズが異なるので、自分のクルマに適合するサイズを間違わないよう注意しましょう。
もちろん、「スチールホイールそのままで大丈夫!」という人はホイールキャップを装着しないという選択肢もあります。
最近ではSUVブームもあり、オフロード風味やタフ感の演出を狙って、あえてホイールキャップ無しのスチールホイールをファッションとして取り付ける人も増えているそうです。
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このように、ドレスアップやホイール本体の保護という役目を持つホイールキャップ。
長く使用していると素材の樹脂が劣化して外れやすくもなりますので、すでに装着している人は緩んでいないか一度チェックし、状況によって早めに新しいものに交換すると安心です。
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