「最北行き」の国道40号が幌富バイパス直結! 旧国鉄の“遺産”活用した「天塩防災」が21日一部開通
国道40号天塩防災のうち、幌富バイパスの幌延ICに接続する区間が開通します。
国道40号が幌延ICに接続
国道40号の「天塩(てしお)防災」事業のうち、幌延町内の1.8kmが2023年9月21日10時に開通します。これにより天塩大橋と幌富バイパスがつながります。
国道40号は北海道の旭川市と稚内市を南北に結ぶ延長約250kmの幹線道路です。途中の天塩町字オヌプナイから幌延町元町に至る延長13.0kmでは、「天塩防災」という防災対策事業が進んでいます。
天塩川に架かる天塩大橋を架け替えて耐震性能を確保するとともに、地吹雪による視程障害の低減を図り、道路の安全性を向上させます。
2008年に事業化、2010年に工事着手され、新しい天塩大橋は2020年10月に開通しています。
今回開通するのは、幌延町幌延から幌富バイパス(幌延IC)までの延長1.8kmです。
幌富バイパスは豊富バイパスとともに1本の自動車専用道路(国道40号バイパス)を形成しており、稚内市の手前に位置する豊富町までつながっています。
現在、その南端の幌延ICと国道40号(現道)は町道を介して接続していますが、天塩防災の今回の区間が開通すると、国道40号の天塩大橋と直結します。
国土交通省北海道開発局稚内開発建設部によると、現道の国道40号は冬の地吹雪などによる通行止めが過去20年間で約124時間発生しています。
今回の開通区間は、廃止された旧国鉄羽幌線の防雪林が活用され、視程障害や通行止めのリスクが低減するとしています。
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