爆売れしている「ミニバン」ってなに? 1位は「200万円以下」から買える“コスパ最強”モデル! 大人気な「ミニバン」ランキングトップ3とは?
2024年10月4日に日本自動車販売協会連合会は、2024年上半期(4月から9月)の「新車登録台数 乗用車ブランド通称名別順位」を発表しました。そのなかから新車登録台数の多かったミニバントップ3を紹介します。
大人気な「ミニバン」トップ3とは?
ミニバンは、ワゴンタイプのボディ形状に3列シートが配され、乗車定員が7人から8人のクルマを指すことが多いですが、厳密には明確な定義はありません。
一般的には、高めな全高によって得られる広い室内空間を有していることから、主にファミリーカーとして根強い人気があります。
実際に、2024年10月に日本自動車販売協会連合会が発表した、2024年上半期(4月から9月)の「乗用車ブランド通称名別順位」でも、多くのミニバンが上位50位内にランクインしています。
今回はそのランクインしているミニバンの中でも上位3台を紹介します。
●第3位 日産「セレナ」
「セレナ」は、1991年に「バネットセレナ」の名前でデビューしたミドルサイズのミニバンから始まり、1994年に改名され今の名前に至ります。
現行モデルは6代目となり、ボディサイズは全長4690-4765mm×全幅1695-1715mm×全高1870-1885mmです。
エクステリアは上質感と存在感を両立しており、14色の豊富なボディカラーから選択が可能です。
インテリアには、視認性とデザイン性に優れた統合型インターフェースディスプレイを採用し、運転中の視線移動を最小限に抑えています。
また、大きなガラス面は全方位の広い視界を確保しており、安全運転をサポートします。
パワートレインは第2世代e-POWERとガソリンをラインアップ。第2世代e-POWERは静粛性と滑らかな走行性能を実現しています。
そして、2024年10月には新たに電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を搭載したグレードが投入されたことで、全てのシーンで「走る・曲がる・止まる」性能が飛躍的に向上しました。
セレナの価格帯は(消費税込、以下同)271万9200円から484万7700万円と幅広く、ユーザーのニーズに応じた幅広い選択肢が用意されているのも魅力です。
なお、2024年上半期の新車登録台数は3万9637台、乗用車ブランド通称名別順位では7位にランクインしています。
●第2位 ホンダ「フリード」
「フリード」は2008年に初代モデルが登場しており、コンパクトなボディサイズにスライドドアを備えるほか、最大7人が乗員出来る実用性が特徴です。
2024年にはフルモデルチェンジを経て3代目となり、さらなる進化を遂げました。
ボディサイズは、全長4310mm×全幅1695-1720mm×全高1755-1780mmと都市部で取り回しやすいボディサイズながら、広い室内空間を両立しています。
エクステリアはシンプルな「AIR(エアー)」と、アウトドアテイストの「CROSSTAR(クロスター)」という2つのモデルが用意されており、それぞれの個性を際立たせています。
デザインのみならずシートレイアウトも異なっており、AIRは全グレードで3列シート、CROSSTARでは2列シート仕様も選択可能です。
インテリアはシンプルかつ機能的なデザインにまとめられるほか、装備面ではHonda SENSINGを全車標準装備し、安全性も高めています。
パワートレインはハイブリッド仕様のe:HEVと1.5リッターエンジンがラインナップされており、燃費性能と力強さを両立。
そんなフリードの価格帯は250万8000円から343万7500円です。
なお、2024年上半期の新車登録台数は4万614台を記録しており、同期間内ではホンダ車のなかで最も登録された車種となっています。
また、乗用車ブランド通称名別順位でも6位にランクインしています。
●第1位 トヨタ「シエンタ」
「シエンタ」は安心して扱えるコンパクトなボディサイズに、広々とした室内空間と7人乗れるミニバンの利便性をプラスしたクルマとして2003年9月に誕生。
現行モデルは3代目で、全長4260mm×全幅1695mm×全高1695mmと、他社で同じコンパクトミニバンにあたるホンダのフリードよりも、わずかにコンパクト。
エクステリアはコーナー部を丸くしてコンパクトにみせる「シカクマル」なシルエットが個性的です。
また、シンプルなモチーフ内装は快適性と機能性を両立しています。
ほかにも安全機能面では、トヨタセーフティセンス、トヨタチームメイトなどといった最新の装備が搭載されています。
パワートレインは1.5リッターエンジンとハイブリッドの2種類をラインナップ。
グレードは「X」「G」「Z」の3種類があり、価格帯は199万5200円から303万6600円。エントリーモデルなら200万円を切る、コストパフォーマンスの高さも大きな魅力となっています。
なお、2024年上半期の新車登録台数は5万8645台で、乗用車ブランド通称名別順位では3位にランクイン。
ミニバン市場のみならず、乗用車全体のなかでもトップクラスの人気を誇り、幅広いユーザー層から選ばれている1台です。
1位の車は乗車定員分の荷物を室内に積む事が出来るのだろうか?