なぜナンバープレートの「地名」変なカタチ? 「山形」の「形」に違和感が! どうやってフォントは決まるのか
統一ルールはないの? 全国自動車標板協議会の回答は?
さらに、一般社団法人全国自動車標板協議会の担当者はナンバープレートに関して次のように話しています。
「ナンバープレートの地域名には決まったフォントがありません。
たとえば福島ナンバーと福岡ナンバーのように、同じ「福」の文字でも形状が微妙に異なります。
新たにご当地ナンバーを作る際には国土交通省や警察が、文字の見やすさ・バランスを確認したり、カメラテストをおこなったりして認められたものが採用されています」

これらの話をまとめると、山形ナンバーや鳥取ナンバーが変わった字体を使っている詳細な理由は分からないものの、それぞれの都道府県でナンバープレートを製造するメーカーによって字体が作られています。
さらに、国土交通省や警察などが文字の「見やすさ」・「バランス」をチェックした結果、現在の姿になったものとみられます。
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ナンバープレートをよく見ると地域名に変わった字体が使われていたり、同じ文字でも地域によって字体や太さが違ったりと、新たな発見があります。
「自分のクルマはどうだろう?」とチェックしてみると面白いかもしれません。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。
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