台風13号が上陸へ 避難のポイントは? 「クルマで避難」は原則NG! トヨタが避難行動の注意点を解説
2023年9月8日、台風13号が東日本に上陸すると予想され、関東地方を中心に局地的に大雨が降り続いていることから、トヨタは避難行動のポイントについて公式Xで紹介しています。
避難時クルマはNG! 2人以上で避難を
台風13号は、2023年9月8日午後にも東日本に上陸すると予想されています。関東甲信では今夜にかけて激しい雨が降るほか、東北地方の太平洋側も9日の朝にかけて大雨となる見込みです。
千葉県では線状降水帯が発生し、千葉市をはじめ避難指示が出されていることなどから、トヨタは大雨災害の発生に備え、避難行動のポイントについて公式X(旧ツイッター)で紹介しています。
まず、水害時には原則としてクルマは使わないことを呼びかけています。
水深がクルマの床面の高さを超えるとエンジンが停止するほか、電動スライドドアなどではドアのシステムも止まってしまいます。すぐにクルマから離れることが必要です。
やむをえずクルマに乗る場合は、冠水した道路や立体交差などのガード下は通らず、低速で慎重に走行しましょう。
万が一運転中にクルマが水没してしまったら、シートベルトを外してドアか窓を開け、即座に脱出します。
水圧によりドアが開かない場合、車内と車外で水圧の差が少なければ開きやすくなるので、迫りくる水に焦らず、落ち着いて周囲の水位を目安に車内がある程度浸水するのを待ちます。ドアが開きそうであれば、力を入れて開け素早く脱出します。
また、避難するときの注意点についても紹介しています。
水がひざ上まで来ているときは避難することはやめ、今いる建物の高い場所へと逃げる「垂直避難」を、浸水想定区域や土砂災害警戒区域では早めに避難し、水から遠ざかる「水平避難」が必要です。
冠水した道を歩くときは、長い棒などを持ち足元を確認します。このとき、傘はささずに長靴ではなく脱げにくい靴を履くほか、持ち物はリュックにまとめ、動きやすく両手が自由に動かせるようにします。
そして、2人以上で避難をし、近所で声を掛け合うことが大切です。
避難前には、大雨警戒レベルの意味を確認することも重要です。
5段階中、警戒レベル「3」「4」が出たら避難を開始します。警戒レベル3は、高齢者など避難に時間がかかる人が行動を開始すべきレベルで、警戒レベル4は危険な場所から全員避難行動を開始するレベルです。
なお、警戒レベル5は命を守る最善の行動を呼びかけるもので、何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況です。ただちに身の安全を確保しましょう。
このほか、救急要請する際のポイントも解説しています。
まずは119番・110番へ電話し、次に遠方の親戚や知人に連絡します。
どうしてもつながらない場合、XなどのSNSでハッシュタグ「#救助」を活用します。このとき、具体的な救援内容とわかれば住所を記載し、状況がわかる写真と位置情報を添付します。
そして救助を待つ間は目立つ色の布やタオルを振りましょう。
重要な点は道路が冠水してから車での避難は控えるべきであって、事前に雨雲レーダーなどを見ておけば比較的正確な情報は事前に判るので、危険が差し迫ってからではなく、事前に警報が出ている場合は早めに避難することが大事。
TVやラジオでの情報では郡や市町村単位のエリアでの警報だけ。自分の住んでいる場所の地形によっては状況が変わるのが早い場合も。依って危険なのは車での避難というよりも、楽観視して判断を後回しにしたり行動を早めに起こさないこと。こういう呼びかけって結局は個人の危険感受性次第なので幾ら言ってもあまり効果はないかと。性格ってなかなか変わるものじゃないですし。感受性も人それぞれ。