「タクシーで遠回りされた!?」 返金される? 誰に言えば良い? 余計な運賃を支払わない方法とは
電車やバスが通って居ない場所や急いでいる場合などに利用することがあるタクシー。しかし、飲み会の帰りや見知らぬ場所での利用ではわざと遠回りしして従来よりも高額な金額を請求される可能性がありますが、そのような被害に遭わないためにはどうしたらよいのでしょうか。
被害に遭いやすい人とは?遠回りされたときの対応方法
終電を逃してしまったときや徒歩では遠すぎる場所にいく時など、タクシーは便利な移動手段のひとつです。
タクシー運転手は運転に慣れており、最短ルートや裏道をよく知っている方も多くいます。
しかし、なかには悪質なタクシー運転手もいて、遠回りして運賃を上げようとしたなどという事例もありますが、そのような被害に遭わないためにはどうしたらよいのでしょうか。
遠回りの被害に遭いやすいのは、道をよく知らなさそうな観光客や、タクシーに乗った後に途中で眠ってしまった人、飲酒して酔っぱらっている人などです。
いずれも「少しくらい遠回りしても気付かれないだろう」とタクシー運転手が高を括っている危険性があります。
目的地に着いたとき、明らかに料金が高く、わざと遠回りされて高額な請求をされていると気付いたら、余計に請求された金額は返金してもらうことができる可能性があります。
タクシーの遠回りについて、東京タクシーセンターの担当者は次のように話します。
「料金不信や不当料金請求に関しての問い合わせをいただくことはあります。
問い合わせを頂いたらまず、遠回りをしていたかの事実確認をします。
そこで、遠回りをしていたかや運行前にお客さんにルート確認をしていたかなどを調べ、結果をお客様に報告します。
実際の返金対応は各タクシー会社と相談してもらうという流れになります」
※ ※ ※
乗客がタクシーに乗って目的地を伝えた時点で、タクシー運転手と乗客は、旅客運送契約が結ばれます。
旅客運送契約とは、運転手は最も早く到着するであろう合理的なルートを選んで安全に乗客を運ぶ債務を負い、乗客は降車の際に運賃を支払う債務を負うというものです。
乗客に断りもなく、合理的なルートを選ばなかったタクシー運転手には債務不履行が生じます。
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