トヨタが新型「クラウンセダン」実車展示! 「センチュリー発表」でも存在感放つ! 23年秋発売のセダンとはどんなモデル?
2023年9月6日、トヨタは「センチュリー」新ラインナップのワールドプレミア会場に、今秋発売予定の新型「クラウンセダン」を出展しました。
間もなく発売! 70年近い歴史を誇る16代目クラウンの「正統派セダン」
トヨタは「センチュリー」新ラインナップのワールドプレミア会場へ、今秋に発売予定を控える新型「クラウンセダン(プロトタイプ・FCEVモデル)」を展示しました。
高級ミニバン「ヴェルファイア(PHEVプロトタイプ)」などと同時に披露され、トヨタのショーファーカー(オーナーが主に後席に乗るクルマ)ラインナップにおける中核モデルとして、クラウンブランドの強い存在感を改めてアピールしていました。
トヨタが1955年に登場した初代「クラウン」は、戦後間もない時期に日本車初の純国産車として開発されました。
以来、常にトヨタを代表する高級車ブランドとして歴史を重ねてきたクラウンは、2022年7月に16代目へ刷新。
初代から培われた「革新と挑戦」のDNAを受け継ぐ新時代のフラッグシップモデルとして、4つのバリエーションを用意するモデルに生まれ変わっています。
まず2022年秋に、セダンとSUVを融合した「クラウンクロスオーバー」を先行発売。
その後、スポーツSUV「クラウンスポーツ」と4ドアセダン「クラウンセダン」を2023年秋以降、そして2024年にワゴンとSUVを融合する「クラウンエステート」を順次発売し、ラインナップを完成させる予定です。
発売前の新型クラウンシリーズを予告するトヨタの公式ウェブサイトでは、各モデルのコンセプトについて紹介されていますが、そのなかで新型クラウンセダンは次のように記されています。
「正統派セダンとしての上質な走りと快適な乗り心地、ショーファーニーズにお応えするくつろぎの後席空間、パーソナルにもビジネスにもお応えするニューフォーマルセダン」
他の3バリエーションが、これまでにない新しいクラウンのスタイルを主張する一方で、新型クラウンセダンは歴代クラウンで長年求められてきたショーファーカーのニーズに応える、正統派のセダンスタイルを受け継いでいる点が特徴といえます。
公表されている新型クラウンのボディサイズ(開発目標値)は、全長5030mm×全幅1890mm×全高1470mm、ホイールベース3000mmで、乗車定員は5人です。
先代(15代目)クラウンの全長4910mm×全幅1800mm×全高1455mm、ホイールベース2920mmに対し、さらに大型化していることがわかります。
駆動方式は、新型クラウンシリーズ唯一のFR(後輪駆動)を採用し、パワートレインはハイブリッド車に加え、クラウンシリーズ初となるFCEV(燃料電池車)の2タイプを用意します。
外観は、最新のトヨタ車共通スタイルであるハンマーヘッド形状のLEDヘッドライトを採用。
フロントグリルはブラックの縦バーが強調され、ヘッドライトおよびテールライトは横一文字に光るタイプを備え、従来の高級セダンから進化したダイナミックなイメージに生まれ変わっています。
室内は、ロングホイールベースを生かした広い後席の足元空間を確保したほか、乗員をもてなす装備も充実しています。
インパネ形状などは先行発売されるクラウンクロスオーバーのイメージとの共通性がありますが、木目パネルを備えるなど素材を吟味し、ブラックとブラウンの2パータンの内装色を用意するなど、よりシックで上質な印象で、正統派のショーファーカーらしい豪華な仕上がりといえます。
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そんな新型クラウンセダンですが、2022年7月に世界初公開された後、上海モーターショー2023」や「スーパー耐久シリーズ」にてFCEVモデルや右ハンドル仕様をお披露目してきました。
またトヨタは10月6日から8日の3日間、4つの新型クラウンシリーズを展示する「CROWN STYLE PARK」を、東京都港区の「六本木ヒルズアリーナ」で開催することを明かしています。
そして今回、新型センチュリーシリーズの発表の場にも展示されていたこともあり、トヨタ自身も新型クラウンセダンには、並々ならぬ力を入れているようです。
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