スズキの南アフリカ法人「スズキオート南アフリカ」は2023年8月24日（現地時間）に、新型「XL6」を発表しました。
　
　3列シート・6人乗りで、同社ラインナップのなかで最大級のSUVモデルだといいます。

　新型XL6は、2列目席に左右独立式のアームレスト付きキャプテンシートを採用した6人乗りのファミリー向けモデルです。

　XL6は2019年に登場。2022年4月には、デザインを刷新した新型モデルがインドで世界初公開されました。

　スズキオート南アフリカのブランド マーケティング マネージャー、ブレンドン カーペンター氏は、XL6導入の狙いについて次のように話します。

「XL6は当社の最大のモデルの1つであり、際立ったデザインを特徴として確保したいと考えました」

　ボディサイズは全長4445mm×全幅1775mm×全高1755mm、ホイールベース2740mm。

　堂々とした存在感を目指し、フロント部には大型ヘッドライトと、中央に大型のSマークも備えた大型6角形グリルを採用。リアまわりにも大型リアコンビランプや大型テールゲートガーニッシュを装備します。

　またグリルをはじめ、ドアハンドルやテールゲートガーニッシュにはそれぞれクロームメッキの加飾が施され、高級感を高めています。

　さらに前後パンパーにアンダーガードやシルバーのサイドスカートを備えるほか、ボディ下部から前後フェンダー部に連続する幅広な樹脂製加飾でSUVテイストを高めています。

　なおヘッドライトおよびフロントフォグランプ、リアコンビランプにはそれぞれLEDを採用しています。

　パワートレインは、可変バルブタイミングシステムを備えた1.5リッターガソリンエンジンで、最高出力77kW、最大トルク138Nmを発揮し、トランスミッションは5速MTと4速ATから選択できます。

　スズキ ハーテクト プラットフォームをベースに、デュアルエアバッグやEBD付ABS、ESP（横滑り防止装置）などで安全性を確保します。

　1列目および2列目席はそれぞれスライドとリクライニング機構を備え、運転席は高さ調整も可能。全席に3点式シートベルトを備えます。

　3列目席は2人掛けのベンチタイプですが、50:50分割可倒式で、左右それぞれに前倒しして荷室を拡大することも可能です。

　オートエアコンやリアエアコンを備え、前列に12Vアクセサリーソケットなど用意するなど、乗員の快適性も保ちます。

　新型XL6の南アフリカでの販売価格は、32万6900ランド（約257万円）から。グレードは「GL」と上級仕様「GLX」の2タイプがラインナップされます。

　スズキオート南アフリカによると、新型XL6は南アフリカ各地のスズキディーラーへの出荷が始まっており、間もなく各地での試乗が可能になる予定だといいます。