給油口の横にある「謎の青い蓋」何の意味? ガソリンじゃない「入れるモノ」は? いつ入れるの?

アドブルーはどのタイミングで入れるモノ? 注意点は?

 尿素SCRシステムではアドブルーを常に排出ガスに吹きかけるため、アドブルーは燃料と同じように消費されます。

 もっと言うとエンジンをかけるだけでも消費されますので、定期的に補充する必要があります。

 特に、使い切ってしまうとエンジンを動かせなくなるので注意が必要です。

 実際には、残量がゼロになっても、エンジンを止めなければ一時的に走行できますが、制御系統に不具合が出るため早めに補充することが大切です。

 1度エンジンが止まると、アドブルーを補充するまでエンジンを再始動させることはできません。

 急にアドブルーが必要になった場合でも、ほとんどのガソリンスタンドなどでアドブルーを販売しているので買い求めることができます。補充作業は5分から10分程度ですみ、工賃もかからないようです。

車種によってアドブルーを入れる場所は異なる
車種によってアドブルーを入れる場所は異なる

 では、どのくらい走ったらアドブルーを補充すれば良いのでしょうか。

 車種や使用状況にもよりますが、アドブルー1リットルあたりで、およそ1000キロ走行できるようです。

 アドブルータンクの容量はメーカーや車種で異なるので、取扱説明書などで確認しておくとよいでしょう。

 おおよその目安として、乗用車やバンであれば7リットルから13リットルのタンクを搭載しています。残量が少なくなると警告メッセージが表示される車種もあります。

 なお、アイドリングが長いとその分アドブルーも消費されるので留意してください。

 クリーンディーゼル車に搭載される尿素SCRシステムは、現在世界的に普及しようとしているところです。

 そのため、軽油やガソリンほど大きな需要はなく、アドブルーの価格はまだ高い状態です。

 また、2021年にアドブルーは品薄になり価格が異様に高騰しました。店舗に在庫がないという状態を経験した人もいるかもしれません。

 現在の価格は落ち着いており、多くのガソリンスタンドで軽油と同程度の価格で販売されているようです。

※ ※ ※

 世界的な排気ガス規制の基準をクリアするべく、クリーンディーゼル車が開発されました。その排ガス浄化システムに欠かせない薬剤がアドブルー。
 
 スムーズな運転のためにも、定期的な補充を忘れないことが大切です。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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