山陰道の“分断区間”がつながる! 国道9号「益田道路」未開通区間の計画が本格始動 全線開通へ前進
山陰道の一部を構成する国道9号バイパス「益田道路」の未開通区間が、2023年度に新規事業化しました。
久城~高津間が事業化
国道9号「益田道路」の未開通区間が、2023年度に新規事業化されました。どのような計画なのでしょうか。
国道9号は、京都市下京区を起点とし、兵庫県・鳥取県・島根県を経由して山口県下関市に至る道路です。山陰地方を縦貫する重要な路線であり、約751kmの延長は国道4号・1号に続いて国内3番目の長さを誇ります。
この国道9号沿いでは現在、高速道路や自動車専用道路の山陰道の整備が進行中です。今回事業化された益田道路も、国道9号のバイパスであるとともに山陰道の一部を構成します。
益田道路は、島根県西部の益田市で計画されている通行無料の自動車専用道路です。
市内の遠田町から須子町までの東西7.8kmを結んでおり、このうち東側の遠田IC~久城IC間が2010年3月に、西側の高津IC~須子IC間が2007年3月にそれぞれ開通しています。
今回事業化されたのは、この2区間に挟まれた久城IC~高津IC間2.8kmです。現在、この区間は県道333号久城インター線で結ばれていますが、益田道路はこの道路に並行して整備される計画です。
全体事業費は260億円。2023年度は予算1億円で、調査設計に着手されます。
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