93万円! スズキ最新「“3列7人乗り”ミニバン」がスゴイ!“全長3.7m”「エブリィ」譲りのボディ&「FR×5速MT」で運転楽しそう! シンプルな「イーコ」インド仕様とは?

コンパクトミニバンが人気を博しているなか、スズキは全長3.7mの小型ボディに7人乗車可能なモデルを展開しています。一体どんなクルマなのでしょうか?

格安ミニバン「イーコ」ってどんなクルマ?

 日本では手に入らないスズキの海外専売車の中でも、インド市場で人気を博しているのが「イーコ」です。
 
 スズキのインド現地法人「マルチ・スズキ・インディア」が手掛けるこの小型バンは、2010年1月の発売以来、2025年1月で15周年を迎えるロングセラーモデルです。
 
 今回は、その特徴や魅力を詳しくご紹介します。

エブリィプラスの面影あり!? 5速MTでFRで運転も楽しそうな「イーコ」とは?
エブリィプラスの面影あり!? 5速MTでFRで運転も楽しそうな「イーコ」とは?

 イーコは、日本でお馴染みの軽商用車「エブリイ」の派生モデルである「エブリイ+」をベースにしています。

 エブリイ+は1999年から2005年まで日本で販売された1.3リッターエンジン搭載の7人乗りミニバンで、2001年のマイナーチェンジで「エブリイランディ」に名称変更されました。

 日本での販売が終了した後、その基本設計を活かし、2010年からインドを中心にイーコの名で展開されています。

 外観は、20年以上前に日本で走っていた4代目エブリイに似ており、どこか懐かしさを感じさせるデザインです。

 2022年11月に発表された現行イーコは、新しいエンジンを採用することで性能と燃費が向上しました。

 ボディサイズは全長3675mm×全幅1475mm×全高1825mm、ホイールベース2350mmとコンパクトながら、背の高さが特徴的です。

 外装は非常にシンプルで、バンパー、ドアミラー、ドアハンドルは無塗装、ホイールキャップも装着されずスチールホイールが露出しています。華美な装飾を一切省いた質実剛健な仕上がりとなっています。

 内装も必要最低限の装備に徹しており、デジタルメーターやイモビライザーが標準で、一部グレードではマニュアルエアコンが非装着となっています。

 安全装備としては、運転席・助手席エアバッグ、電子制御ブレーキシステム(EBD)付きABS、横滑り防止システム(ESP)が用意されています。

 トランスミッションは5速MTのみで、ATは選択できません。

 エンジンは1.2リッター自然吸気で、ガソリン車が最高出力約80.7ps、圧縮天然ガス(CNG)車が約71.6psを発揮します。

 主なグレードは、2列シート5人乗りまたは3列シート7人乗りの「STD」、エアコン付きの2列シート5人乗り「AC」、そして救急車仕様などがあります。

 インドの首都デリー(ニューデリー)での車両価格は54万4000ルピーからで、日本円に換算すると約93万円。

 比較として、日本で販売中の軽トラック「キャリイ」は105万1600円、「アルト」は106万4800円からとなっており、イーコの価格の安さが際立ちます。

※ ※ ※

 コストパフォーマンス抜群のイーコには必要最低限の装備だけが搭載されており、カスタマイズの自由度も高そうなクルマです。

 安全基準対応の観点で日本にそのまま導入するのは難しそうですが、日本での販売を熱望する声は意外と少なくないかもしれません。

【画像】「えっ…!」 これがスズキ斬新「“3列7人乗り”コンパクトミニバン」です!(21枚)

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