なぜ!? 最近じわじわ増えている「4ナンバー軽」の謎! 軽商用バンを個人で買う「メリット」とは

軽自動車の需要が年々増えているなか、昨今は4ナンバー軽のニューモデルも増えています。乗用5ナンバーの軽と比べどういったメリットがあるのか解説します。

広い荷室に加え税制面などでもメリットが多い4ナンバー「軽商用車」

 2021年12月にフルモデルチェンジしたダイハツの軽自動車「アトレー」は、先代までの5ナンバー(乗用ワゴン仕様)から、4ナンバー(商用バン仕様)になったことがSNSなどで話題となりました。
 
 一般的な5ナンバーの軽乗用車と比べて、4ナンバーの軽商用車登録にはどういったメリットがあるのでしょうか。

「5」じゃなくて「4」である「メリット」はどういった点にあるのでしょうか[画像はダイハツ「アトレー」]
「5」じゃなくて「4」である「メリット」はどういった点にあるのでしょうか[画像はダイハツ「アトレー」]

 2022年8月に登場したスズキの「スペーシアベース」も4ナンバー仕様となるなど(ベースのスペーシアは5ナンバー)と、近年4ナンバー軽のラインナップがじわじわと増えています。

 4ナンバー車とは、ナンバープレートの上段に刻印されている分類番号が「4」から始まるものを指します。

 例えば「相模588」ならば5ナンバー車、「相模433」ならば4ナンバー車で、4ナンバー車の主な条件としては、以下が挙げられます。

・「長さ4.70m、幅1.70m、高さ2.00m、排気量2000cc」以下(ディーゼル車は排気量制限なし)

・荷物を載せるスペースの床面積は1平方メートル以上あること(軽自動車の場合は0.6平方メートル以上)

・座席部分より荷物を載せるスペースの方が広いこと

(※なお軽自動車には独自の軽規格のサイズが定められているため、上記の外形寸法や排気量は該当しません)

 他にも細かなルールはありますが、具体的には、広い荷室を備えた商用のバンやトラックなどが該当します。

 これらの4ナンバー車は、主に「仕事に使うクルマ」という前提で、毎年支払う税金などが5ナンバー車よりも低めに設定され優遇されています。

 例えば市区町村に納める軽自動車税(種別割)は、5ナンバー軽が1万800円のところ、4ナンバー軽だと5000円と、約5000円も安くなります。

 新規検査から13年が経過したクルマだとさらにその差は広がり、5ナンバー軽の1万2900円に対して、4ナンバー軽だと6000円となります。

 なお、国に納める自動車重量税は、4ナンバー軽、5ナンバー軽ともに年あたり3300円です。

 これは、新車購入と車検(継続検査)時に、車検証の有効期間分を納付しますので、初回の車検が2年後になる4ナンバー軽の方が、最初に支払う金額(4ナンバー軽6600円、5ナンバー軽9900円)は少なく済みます。

 このように軽商用車には多くのメリットが設定されているのです。

【画像】「えっ…!」これがお風呂が楽しめる軽バンです! 画像で見る!(50枚以上)

「えっ!カッコいい!」 マツダの「スゴいSUV」登場! どこが良いの?

画像ギャラリー

ホンダ N-VAN 純正車中泊仕様(「マルチボード」搭載車両)
ホンダ N-VAN
ホンダ N-VAN 純正オプション装着車
ホンダ N-VAN
ホンダ N-VAN
ホンダ N-VAN
ホンダ N-VAN 純正車中泊仕様(「マルチボード」搭載車両)
ダイハツ 新型アトレー
ダイハツ 新型アトレー
ダイハツ 新型アトレー
ダイハツ 新型アトレー
1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

5件のコメント

  1. 後席が簡素なのは、居住空間より荷室の方が広くないといけない決まりがあるからねぇ…

  2. 任意保険は年齢問わずに

  3. 自賠責保険の金額が間違っています。軽自動車にナンバー区分での違いはありません。
    一般の方が見て勘違いしてしまうので修正お願いします。

    • このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
      修正いたしました。

  4. 自分のライフスタイルではデメリットよりもメリットの方が多過ぎるのでベストチョイスですね。
    もしも最初に軽バン(最初の車の候補にはアトレーがあった)を選んでたら、趣味の選択肢がもっと広がってて、多分人生が変わってた。今思うと結構悔しい。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー