“6輪”のスズキ「ジムニー」登場! タフすぎる「シエラ」のトラック仕様! 駆動は4輪しかしない「6×4カスタムモデル」英国で出品
2025年の2月、世界最大規模のマーケットプレイス「e-Bay(イーベイ)」にスズキ「ジムニー シエラ」の“6×4のピックアップトラック”仕様が登場しています。メルセデス・ベンツ「G63 AMG 6×6」を彷彿とさせるジムニーはどのようなモデルなのでしょうか。
スズキ「ジムニー」の究極のオフローダー仕様!?
2025年の2月、世界最大規模のマーケットプレイス「e-Bay(イーベイ)」にスズキ「ジムニー シエラ」の“6×4のピックアップトラック”仕様が登場しています。出品地域は、イギリス、価格は4万5000スターリングポンド(約854万円)で出品されています。

ジムニーシエラは、ジムニーの派生モデルとして1993年に誕生。シエラの名称はスペインや中南米の山脈の名前に由来しています。
初代は660ccエンジンのジムニーをベースに、1.3リッター直列4気筒エンジンを搭載。ラダーフレームやパートタイム4WDなどの基本的なスペックはジムニーと共用になっていますが、オーバーフェンダーも備え、普通乗用車となっています。
2018年には、現行車である3代目が登場、1.5リッターの直列4気筒エンジンを搭載し、排気量が102psと向上しています。2代目から全長が50mm短くなりましたが、全幅が45mm拡大されています。
今回e-Bayに出品されたジムニーシエラは、2019年式の個体ですが、6輪4ドライブのピックアップトラックに改造されていて、メルセデス・ベンツが2014年に限定販売したG63 AMG 6×6を思わせるスタイルとなっています。
ジムニーシエラの6×4ピックアップを作るきっかけとなったのは、デジタルアーティストのSRK Designs氏が作成したレンダリングでした。公開されたレンダリングを見て、制作を決意したといいます。
製作にあたり日本からジムニーシエラを直輸入し、改造に使用したパーツはその殆どがスズキ純正パーツというこだわりようです。
製造を手掛けたのはイギリス ウィスターシャー州ブロードウェイにある「Mocho Fabrication (モチョ ファブリケーション)」。オーダーメイドのクルマを多く手掛けています。
6輪にするために車体の延長に必要な車軸は、ジムニー純正のアクスルを追加。ホイールアーチもオリジナルで作成しています。延長されているリアセクションには丁寧に仕上げられたカスタムテールゲートが備わりました。
また、フロントグリルやフォグランプ周辺からロアバンパーまで、光沢感のあるブラックで仕上げています。
側面を見るとフロントからリアのフェンダーモールもブラックで統一され、モールの収まりも計算された美しさです。
ボディカラーは、アウディのナルドグレーで全塗装しています。
インテリアを見ると、シートとドアガードにキルティングレザーを使用、ブラックとグレーで統一され落ち着いた空間を演出しています。
ジムニー6×4ピックアップトラックは、2025年3月にイギリスのアスコット競馬場で行われる「ヒストリック クラシックアンドスポーツカーオークション」に出品される予定でしたが、出品を取りやめたようです。そして、e-Bayへの出品へと変更され、現在のところ45000スターリングポンド(約854万円)で販売されています。
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