えっ…? 「美しい2人乗りスポーツ」が凄い! マツダ車に見えない見た目に驚愕!? 顔が変わる「シンプソン」とは
マツダ「ロードスター」を、往年の名車のようにカスタムしたアメリカのカーデザイナーが話題となっています。デザインにはどのような特徴があるのか。
まるで「クラシックカー」なロードスターを発見!
「世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンスポーツカー」としてギネスブックにも掲載されているマツダ「ロードスター」。
そんなロードスターを、往年の名車のようにカスタムしたアメリカのカーデザイナーが話題となっています。
ロードスターは、1989年の登場から現在に至るまでの累計生産台数が100万台を超えるなど、まさにライトウェイトスポーツカーの金字塔とも言うべき存在です。
初代となるNA型、1998年に登場したNB型、2005年に登場したNC型、そして2015年に登場した現行モデルのND型と、ロードスターはそれぞれの世代に熱烈なファンがいることも大きな特徴です。
また、海外での人気も高く、北米やアジアはもちろん、ライトウェイトスポーツカーの本場である欧州でも高い評価を誇っています。
「世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンスポーツカー」としてギネスブックにも掲載されているロードスターは、状態の良い個体が比較的入手しやすいモデルであることから、カスタムを楽しむためのベース車両となることもめずらしくありません。
これまで、ロードスターをベースとしたさまざまなスタイルのカスタムカーが登場しているなか、アメリカのカーデザイナーであるジム・シンプソン氏が立ち上げた「シンプソン・デザイン」では、ロードスターを往年の名車のように変貌させたカスタムカーを提案し、話題を集めています。
シンプソン・デザインでは、NA〜NC型をベースとした全7種類のカスタムロードスターを提案しています。
それぞれを見ていくと、1957年式ロータス「X」をモチーフにした「スイフト」、アストンマーティン「ザガート」と「DB4 GT」からインスピレーションを受けたという「イタリア 3 GTZ」。
フェラーリ「250 SWB」をイメージした「イタリア 3 SWB」と同じくフェラーリの「275 GTB」をイメージした「イタリア クラシック」といった、往年の名車をオマージュしたモデルが目立ちます。
さらにはランチア「ナルディ ブルーレイ」を模した「ブルーレイ」、イソ「グリフォ」を意識した「マンタ レイ」。
それぞれのモデルを見ると、わずかにロードスターの面影を残してはいるものの、その佇まいは一般的なロードスターとは明らかに一線を画していることがわかります。
生まれながらのカーガイだというシンプソン氏は、ゼネラル・モータースの支援を受けて自動車整備を学んだあと、フェラーリなどの欧州自動車メーカーに務め、1975年にシンプソン・デザインを立ち上げています。
1990年代にマツダの設計作業に関わったことで、ロードスターベースのカスタムカー製作を手掛けるようになったと言います。
では、このカスタムロードスターを日本で走らせることは可能なのでしょうか。
シンプソン氏は次のように話します。
「シンプソン・デザインのカスタムロードスターは、取り扱いのあるカーショップなどを通じて日本へも輸出することが可能です。
ただ、アメリカでは日本仕様のロードスターを入手することが困難であるため、コンプリートカーというかたちではなく、各パーツをお客様自身で装着していただくことになるかと思います。
シンプソン・デザインでは、お客様のロードスターの状態に合わせて各パーツを細かくカスタマイズするほか、各国の法規性についても対応するよう調整します」
このように、シンプソン・デザインのカスタムロードスターはワンオフに近いかたちのものであることから、各モデルに決まった価格というものは存在しないようです。
ただ、おおよその価格としては、ベース車両の価格に加えて300万円から400万円程度となることが多いようです。ちなみに、一部パーツのみの購入も可能とのことです。
※ ※ ※
シンプソン・デザインのカスタムロードスターはこれまで100台以上が生産され、北米はもちろん、欧州などにも輸出されているようです。
シンプソン氏は「かつて日本へも輸出したことがある」と話していますが、現存するかは不明だと言います。
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