意外と知らない? 道路の「センターライン」は色々な種類が存在! それぞれの“見分け方”と「意味」とは
センターラインが2本・3本組み合わさっている場合
■白と黄色の線が組み合わさっている場合はどうする?
時には、白と黄色のセンターライン2本が組み合わさっている道路もあります。

例えば、自車線側は黄色の実線が引かれていて、対向車線側は白い破線というケース。
センターラインが2本あるので、どのような意味なのか分かりにくいかもしれません。
この場合は、自車線側は「追い越しのために対向車線にはみ出すことが禁止」、対向車線は「追い越し時にセンターラインをはみ出して走行が可能」という意味です。
さらに、白の実線の両側を黄色の実線が挟んでいるセンターラインも存在します。
この場合は「黄色の実線」の意味が優先となります。
つまり、通常の黄色の実線のセンターラインと同じく、「追い越しのために対向車線にはみ出すことは禁止」かつ、停車している車両を追い抜くことは可能、となります。
似たパターンで、白の破線が黄色の実線で挟まれているセンターラインもありますが、これも上記と同じく「黄色の実線」が優先され、センターラインをはみ出しての追い越しは禁止です。
※ ※ ※
道路状況や周辺環境(住宅街、近くに学校がある)によって、センターラインの色や形状が変わったり、様々なタイプが組み合わされたりします。
事故や交通違反を避けるためにも、センターラインの意味を正確に理解するとともに、運転時には走行している道路のセンターラインの種類を把握することも心がけましょう。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。


















