車の「サイドバイザー」いる? いらない? 機能かデザインか…真っ二つに分かれたSNSの意見とは
クルマのドア上部に付いている「サイドバイザー(ドアバイザー)」は、「いる」と「いらない」で大きく分かれる装備です。それぞれどのような意見があるのでしょうか。
サイドバイザー「必要」「不要」で真っ二つ
クルマのドア上端に付いている「サイドバイザー(ドアバイザー)」は、主に「雨除け」の役割を果たしますが、SNSなどではこのサイドバイザーを必要とする人と不要とする人で大きく分かれました。それぞれどのような意見なのでしょうか。
サイドバイザーは、かつて多くの国産車にオプション設定されていましたが、近年は装着率が減少しているといいます。
サイドバイザーの役割は一般的に、「雨の日に、コインパーキングの出入口で精算する際に、若干濡れにくくなる」「雨の日に、車内でタバコを吸うときに換気できる」という役割が挙げられます。
換気については、走行時の風圧を利用した流体力学のメカニズムが関係しています。
走行中に窓を少し開けておくと、車体前方からサイドバイザーに向かって流れてきた空気が、サイドバイザー内側の空気を巻き取るように動きます。
これがさらに後方へ流れていくことで、車室内の空気が隙間から吸い上げられるようになり、強制的に換気が促されるのです。
ちなみにこの原理は、羽根のない扇風機にも用いられています。
このようなサイドバイザーですが、装着率が減少しているとはいえ、マツダ「ロードスター」など窓構造が特殊な例を除き、ほとんどの車種にオプション設定されています。
そのうち、例えばトヨタの「ヤリス」や「ハリアー」「ヴォクシー」「ノア」などには、スタイリッシュな形をした「GRスポーツサイドバイザー」も設定されています。
これは換気効果をさらに高める形状であるとともに、フィン形状の空力パーツを付加したことで、走行安定性・ステアリング応答性などを向上させる効果も得られると、トヨタは説明しています。
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このようなサイドバイザーに対し、SNSなどでは「いる」と「いらない」で意見が真っ二つに。
「いる」派は、「急な雨もしのげる」「タバコ吸ったり雨の日にエンジン止めて休んだりするとき必要」「タバコだけじゃなくて雨の日にムシムシしてても、窓を開けられる利点がある」「自分は昭和の人間なのでもちろん付けますよ」といった意見がありました。
ただ「雨の日とかの換気に便利だけど、見た目がなんとかなればなぁ」と、装着時のデザインを気にする人もいました。
そして「いらない」派は、この「デザインが引っ掛かる」とする人が一定数いるようです。
「車のデザインを台無しにするだけの無駄な装備」「付いてない方がスッキリして良い」「ダサいし邪魔」など、見た目の観点から装着しないとする意見がありました。
また、「右視界に少し被るのがものすごく嫌」「洗車する時に窓ガラスが洗いにくいから付けない」「換気はエアコンで外気取り入れできる」といった、機能面を根拠に不要とする声も。さらに「節約のために付けなかったけど何も困らない」という投稿もありました。
「いる」「いらない」のどちらにもメリットとデメリットがありますから、これからクルマを購入する場合は、自分のクルマの使い方と照らし合わせて検討すると良いかもしれません。
サイドバイザーねた何回やるの?
いいかげんしつこい!