日産が「新型コンパクトミニバン“車中泊仕様”」を初公開! パカッと開くテントにコンロ&シンクも装備! ガチ“キャンプ”仕様の「タウンスター」独で初お披露目へ
2023年8月16日、日産のドイツ法人は、新型「タウンスターEVコンビ キャンピングカー仕様」を、キャラバンサロン2023で初お披露目するとし、概要と画像を公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。
新型「タウンスターEVコンビ キャンピングカー仕様」初公開
2023年8月16日、日産のドイツ法人は、新型「タウンスターEVコンビ キャンピングカー仕様」の概要を発表し、画像を公開しました。
タウンスターEVコンビ キャンピングカー仕様は、8月25日から9月3日までドイツ・デュッセルドルフで開催される「キャラバンサロン2023」で初公開される予定です。
新型タウンスターは、次世代小型商用車として2021年9月27日に欧州で世界初公開されたモデル。ガソリンエンジンモデルに加え、BEVモデルが存在します。
ルノー日産三菱アライアンスによるCMF-Cプラットフォームをベースに、ショートホイールベース(SWB)版とロングホイールベース(LWB)版の2種類のボディタイプをラインナップ。それぞれリアにスライドドアを備えるほか、優れた積載性を誇ります。
また、商用車仕様だけでなく、乗用車仕様も展開されているのですが、欧州ではこの乗用仕様のことを、「コンビ」という名称で呼んでいます。
今回キャラバンサロン2023で初公開される新型タウンスターEVコンビ キャンピングカー仕様は、タウンスターの乗用BEVモデルにルーフテントや、オールテレーンタイヤを装着したアウトドア仕様です。
ボディサイズは明示されていませんが、新型タウンスターEVコンビのボディサイズ(全長4486mm×全幅1860mm×全高1893mm)と同様と見られ、このサイズは日本国内で販売されているクルマでいえば、ホンダ「フリード」やトヨタ「シエンタ」といった小型ミニバンより少し大きいサイズ感です。
エクステリアは、“日本のDNAを反映した”という優美な組子模様を取り入れたグリルや、LEDデイタイムランニングライトやロービームヘッドライトを装備した精悍なデザイン。
キャンピングカー仕様として、新たなデザインの18インチホイールをオールテレーンタイヤと組み合わせて装備するほか、ルーフテントやサイドタープが装備され、まさにアウトドア仕様といった風体です。
ルーフテントは、イタリアのテントブランドであるマジョリーナが展開する「Maggiolina Airlander Plus Black」で、就寝エリアは130cm×210cmと大人2人が快適に宿泊可能なスペースを持ち、クランクで簡単に展開することができます。
高さ調節可能なアルミニウム製のはしごも備わり、両サイドに設けられた開口部からルーフテントの内部にアクセスできます。
インテリアは、デュアルゾーンオートエアコンや後席用ファン、ヒーターが標準装備されるなど商用仕様とは異なり、すべての乗員が快適なドライブを楽しめるようになっています。
キャンピング機能としては、チューニングブランド・自動車部品を手掛けるイルムシャー製キッチン モジュール「Irmscher i-BOX」が両後部に取り付けられ、取り外しも可能。
2口ガスコンロとシンクに加え、14リットルのクーラーボックスも備えます。さらに、キッチン用品を収納できる引き出しや、ナイフや作業台を収納できる引き出しも付いています。
それぞれのモジュールは、簡単な手順で個別に取り外したり、再度取り付けたりすることが可能です。
パワートレインは、最高出力122馬力・最大トルク245Nmを発揮するモーターを採用し、前輪を駆動。これに45kWhのバッテリーが組み合わされ、最大航続距離は285km(WLTC)です。
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キャラバンサロン2023では、新型タウンスターEVコンビ キャンピングカー仕様以外にも全長5mを超える大型“車中泊”ミニバン「プリマスター シーサイド by デスレフ」も展示されます。
こちらは、現地での販売も行われるようです。
ルノ-カング