ヤマハの「和製スーパーカー」!? ド迫力ボディ&オシャ内装「スポーツライドコンセプト」は今でも“市販化”望む声アリ? その魅力とは
「東京モーターショー2015」で、ヤマハ発動機が出品した「YAMAHA SPORTS RIDE CONCEPT」は、今でも様々な反響があります。どのようなものなのでしょうか。
ヤマハ「スポーツライドコンセプト」に今でも市販化を望む声
東京モーターショーは、JAPAN MOBILITY SHOWと名前を変え、2023年は10月26日から11月5日まで開催される予定です。このような世界各国で開かれる自動車イベントでは様々なコンセプトカーや、新型車が発表され話題となります。
中には、今でも語り継がれ、“欲しい”という声の多いクルマもあります。「東京モーターショー2015」で、ヤマハ発動機(以下、ヤマハ)が出品した「YAMAHA SPORTS RIDE CONCEPT」(以下、スポーツライドコンセプト)もそのうちの1台。
このクルマには、今でも様々な反響があります。
ヤマハは、バイクや自動車用エンジン、船舶などを手掛けるメーカーですが、そんなヤマハが東京モーターショー2015に出店したのが、スーパーカーのようなスタイリングを持つスポーツライドコンセプトです。
スポーツライドコンセプトは、「ヤマハがスポーツカーを創ったら?」という疑問を体現したモデル。
そのエクステリアは、各部品が完成された造形を持ちながらも、全体が調和している“エレメンタリズム・デザイン”。ヤマハはこのデザインについて“モーターサイクルが持つ「個と全」が融合した美”と当時説明していました。
ワイド&ローなフォルムや、起伏の激しいボディライン、フェンダーまで一体となったフロントカウルなどが、まさに“スーパーカー”といった印象に仕上がっているほか、リアでは、センター2本出しのマフラーがバンパー上部に配置されるなど、通常のクルマとは一線を画す“まさにバイクのような”クルマとなっています。
インテリアは、ドライバーとクルマとの関係を、ヤマハらしくバイクにライディングしているような爽快で一体感ある乗車感覚を実現するという、“究極のライトウェイトスポーツカー”にふさわしいデザイン。
シートやダッシュボードにあしらわれたタンレザーや、シンプルながらも高級感のあるメーター類など、欧州のスーパーカーにも匹敵する美しい仕上がりです。
いつ市販化してもおかしくないほど作り込まれていたスポーツライドコンセプトについて、ヤマハは当時、以下のように説明していました。
「モーターサイクルのようなエキサイティングな走りをクルマで。ヤマハはマルチホイールビークルの進化形として、これまでとは発想の異なる小型4輪車の開発を進めています。F1マシンの思想が反映されたiStreamコンセプトによる軽量・高剛性・高強度なスケルトンフレームが大きなポイント。
シティコミューターからスポーツ、SUVなど、1つのプラットフォームから多彩なバリエーション展開が可能で、幅広い用途や楽しさを広げます。2013年の東京モーターショーでの発表以来、市販化に向けて着々と開発が進められています。ハンドルを握るその日を、どうぞお楽しみに」
ところが、スポーツライドコンセプト公開の3年後の2018年にヤマハは「4輪事業への参入を凍結する」と発表し、2023年現在でも続報は届いていません。
しかし、中止ではなく凍結であり、スポーツライドコンセプトをはじめとしたヤマハの4輪車が今後市販される可能性については完全には否定できません。
そんなスポーツライドコンセプトには今でも様々な声が寄せられています。
一番多いのは「やっぱりカッコイイ」「内装スゴイ」などデザインに対する賞賛の声です。
また、「このまま欲しい」「市販化して」といった未だに市販化を望む声もあります。
一方で「トヨタ『スープラ』に引き継がれたようにも見える」という意見も少なからずありました。確かにフロントフェイスの印象などは、現在のスープラや、そのコンセプトとなった「FT-1」に近く見えなくもありません。
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前述の通り、ヤマハは4輪事業への参入を凍結しておりスポーツライドコンセプトの市販化は今のところなさそうですが、10月に開催されるJAPAN MOBILITY SHOW 2023でもこのように魅力的なコンセプトカーが公開されることでしょう。
今から開催が待ちきれません。
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