ダイハツが新型「小型バン」世界初公開! 斬新「一文字ライト&ツルツルボディ」採用! 「VIZION-F」実車展示! インドネシアで
ダイハツのインドネシア法人は、首都ジャカルタで2023年8月10日から11日間開催されている「ガイキンド インドネシア国際オートショー2023」において、コンセプトカー「VIZION-F」を初公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。
正体は「グランマックス」ベースのEVバン
ダイハツのインドネシア法人アストラ・ダイハツ・モーターは、2023年8月10日から11日間にわたって開催されている「ガイキンド(GAIKINDO・インドネシア自動車製造業者協会) インドネシア国際オートショー2023」(以下インドネシアショー)に計13台のモデルを展示しています。
なかでも、初公開されたコンセプトカー「VIZION-F」はどのようなモデルなのでしょうか。
VIZION-Fは、現地法人ADM R&Dが企画・製作したコンセプトEVで、小型商用車「グランマックス バン」をベースとして電動プラットフォームを装備しています。
車名は「Vision」「Zero Emission」「Futuristic」「Functional」「Fun & Friendly」を指し、ビジネスでもプライベートでも地域活動をサポートできる、環境に優しい未来のクルマをイメージしたといいます。
用途としては、レスキューユニット(緊急時に電力を供給できるバッテリーを搭載した救援車)、発電機を必要としないフードトラック(移動カフェ)、キャンプ場(キャンピングカー)、公用車などさまざまな用途に対応しています。
パワートレインは28kWhの大容量バッテリーと35kWのモーターを組み合わせ、最高時速は100km/h、航続可能距離は約200kmだとしています。
エクステリアはシルバーとグレーを基調とし、EVをイメージしたというエレクトリックイエローのアクセントカラーを取り入れました。
フロントは真一文字のヘッドライトやスピーカーのように細かい穴が多数設けられたロアグリルが特徴で、このロアグリルはディスプレイとしても機能し、文字などが表示できるデジタルレイヤー機能を持っています。
リアドアも同様にデジタルレイヤーを搭載したほか、クオーターウインドウが塞がれており、ドアハンドルもフラッシュ型とするなど、段差のない滑らかなボディとなっており、ドアミラーも細くなっていることからデジタル式が採用されているとみられます。
インテリアもグランマックスとは大きく異なっており、8インチのデジタルメーターを基本とするデジタル主体のダッシュボードを採用。中心には15.6インチにタッチスクリーンディスプレイを装備しました。
このVIZION-Fについて、ダイハツ執行役員の京田 靖氏は以下のようにコメントしています。
「新型VIZION-Fコンセプトは、さまざまな利用シーンにおける新たなモビリティソリューションとなりうるBEV(バッテリー電気自動車)のコンセプトカーです。
また、インドネシアの主要戦略に沿ったEVを開発することにより、ダイハツ・インドネシアの研究開発能力を如実に示すものとなります」
このほかダイハツブースでは、2023年3月に発売した5人乗りコンパクトカーの新型「アイラ」のショーモデルや軽自動車「アトレー」も展示。
多様なラインナップでインドネシアにおけるカーボンニュートラルの実現とモビリティの活性化に貢献する思いを発信するといいます。
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