えっ…「こんなところに!?」なぜ“東京メトロ丸ノ内線”に意外な「車のパーツ」? その理由とは
東京メトロ丸の内線のホームドアには、あるクルマのあるパーツが用いられているといいます。一体なぜなのでしょうか。
丸の内線のホームドアにあった意外な「クルマのパーツ」
東京都心やその周辺地域を走る地下鉄「東京メトロ」の路線のひとつである丸の内線では、クルマのあるパーツが使われているといいます。
一体何のパーツなのでしょうか。またどんな理由があるのでしょうか。
東京都豊島区の「池袋」から杉並区「荻窪」を結ぶ、レッドカラーを基調とした地下鉄丸ノ内線の駅にある“あるもの”にはクルマのあるパーツが用いられているといいます。
さっそく丸ノ内線のホームを訪れてみると、乗客の線路への転落を防ぐ「ホームドア」の上部に、ひとつのランプが備わっているのがわかります。
よく見ると、日産のサイドウインカーランプが用いられていることが確認でき、ランプの表面には「NISSAN」の刻印の文字が記されていることが分かります。
主にホームドアの警告灯としての役割を担っていることが想定できますが、ではなぜ丸ノ内線のホームドアの警告灯に日産のサイドウインカーランプが用いられているのでしょうか。
これについて、東京メトロ広報部の担当者は以下のように話します。
「選定の試験時、クルマ用のウインカーランプが、視認性が高いことから選定いたしました」
視認性の高さから採用された日産のウインカーランプは、丸ノ内線以外にも設置されているようで、前出の担当者は「丸ノ内線に加え、千代田線分岐(綾瀬〜北綾瀬)、副都心線に採用しております」とのこと。
普段から利用するユーザーはよく見てみると「NISSAN」の刻印がついたランプを見つけることができるかもしれません。
※ ※ ※
すでにSNSでは丸ノ内線のホームドアに備わるランプに気づいているユーザーもいるようで「丸ノ内線で見た!」「名古屋駅でも見かけた」といった声のほか、「シルビアのサイドウインカーに似てる」などレンズ形状を予測するユーザーの声も見られています。
ホームドア警告灯として役割を担うウインカーランプですが、本来クルマでは前方の側面部分に取り付けられており、主に方向指示器の役割を担います。「サイドマーカー」と呼ばれることもあります。
そんなサイドマーカーは、実は徐々に姿を消しているのが実情です。
最近ではドアミラーにウインカーを内蔵したクルマが増えていることで、機能面やデザイン面の観点から、サイドマーカーがないものの方が多くなりました。
なおクルマによっては、例えばマツダ「ロードスター」は伝統的なデザインも考慮され、そのまま残されているケースもあります。
このように、クルマでの役割を発揮する場面を見られることは少なくなりましたが、今では一部の鉄道の警告灯として活用され続けています。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。