原材料や物流費の高騰で値上げを断行

　マツダは2023年8月1日、高級SUV「CX-60」の販売価格を改定すると発表しました。
　
　理由についてマツダでは、原材料価格や物流費などの世界的な高騰の影響としています。

　CX-60は2022年9月より発売を開始した、マツダの新世代ラージ商品群第一弾となる新型クロスオーバーSUVです。

　エンジンを縦置きに搭載するプラットフォームや高出力パワートレインなど、多くがいちから新開発されています。

　また、日本人の感性や美意識を元にしたという上質な内外装デザインも特徴です。

　プラグインハイブリッド車（PHEV）の「e-SKYACTIV PHEV」を筆頭に、ディーゼルハイブリッド車「e-SKYACTIV D」、ディーゼルターボ車「SKYACTIV-D 3.3」、2.5リッターガソリン車「SKYACTIV-G 2.5」と、4つのパワートレインから選択が可能となっており、幅広いグレード展開となっています。

　今回発表された価格改定では、各グレードで19万8000円から最大33万円の値上げが行われています。

　例えば、これまで最もベーシックな「25S S Package」（2WD）の消費税込み価格は299万2000円で、300万円を切る設定でしたが、新価格では322万3000円となっています。

　この価格改訂に合わせ、マツダではユーザーの好みに合うメーカーオプション選択をより容易にするため、機種や装備体系も見直されています。

　またCX-60 PHEVモデルの最廉価版だった「PHEV S Package」グレード（旧価格：539万円）は廃止となっています。