クルマのナンバーに付いている「謎のアルミキャップ」は何ため? 「東」や「大阪」など漢字表記の意味は? 無くてもいいの?
じゃあなぜ「軽自動車」には封印が無いの?
先述したように、ナンバープレートの封印は道路運送車両法第11条で定められています。
しかし普通自動車とは違い、軽自動車には封印が装着されておりません。これはなぜなのでしょうか。

実は、軽自動車は普通自動車とは登録区分が異なり、道路運送車両法第11条の対象ではありません。
そのため、ナンバープレートに封印を取り付けなくても良いとなっているのです。
詳しくは、普通自動車と軽自動車とでは、ナンバープレートの申請をする先も異なっていて、普通自動車は「運輸支局」ですが、軽動車は「軽自動車検査協会」になります。
また、普通自動車は車庫証明が必要ですが、軽自動車には不要です(居住地域によっては必要になる場合もあります)。
このように、普通自動車と軽自動車は同じ「クルマ」ではあるものの、法律上の扱いが大きく異なるため、ナンバープレートの封印をはじめとして様々な違いがあるということです。
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ナンバープレートに取り付けられている封印は、そのクルマが正しく登録されていることを証明する、大切な役割を持ったパーツです。
もしなんらかの理由で封印が外れたり破損してしまった際には、決してそのまま走行することはせず、必ず「再封印手続き」をおこなって取り付けるようにしましょう。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。




















