トヨタの新「4ドアセダン」がスゴい! 新型「プリウス」より大きい&斬新内装採用! 謎の「bZ3」とは

2022年10月に世界初公開されたbZシリーズの第2弾「bZ3」。既に2023年4月16日に一汽トヨタから発売されていますが、今回中国に赴き日本で未発売の「bZ3」を体感してみました。

中国専売!? トヨタの4ドアセダン「bZ3」とはどんなモデル?

 トヨタ「bZ3」は、同社が2021年より中国展開しているBEVシリーズ「bZ」の第2弾となるモデルです。
 
 日本でも発売されている第1弾「bZ4X」とどのような違いがあるのでしょうか。実際に中国でbZ3を体感してみました。

えっ!めちゃカッコいい! トヨタの4ドアセダン「bZ3」とは
えっ!めちゃカッコいい! トヨタの4ドアセダン「bZ3」とは

 2022年にセダンタイプのBEVとしてbZ3が中国専用で発売されました。

 特筆すべき点は中国の電動車大手「BYD」との協業で、bZ3はトヨタとBYDの合弁会社「BYD TOYOTA EV TECHNOLOGY(BTET)」の初となる成果物でもあります。

 bZ3の搭載バッテリーはBYDグループの「弗迪電池」が製造するリン酸鉄リチウムイオン電池で、それにトヨタが今までハイブリッド車(HEV)開発で培ってきた各種制御システムを組み合わせています。

 よく「bZ3はBYDが製造してトヨタにOEMとして供給している」と勘違いされていますが、実際にはバッテリー周辺のみを担当する形です。

 プラットフォームはトヨタのe-TNGAを採用し、基本的な車体設計や走行性能もトヨタが自ら担当。

 そして製造を第一汽車との合弁会社「一汽トヨタ」が行っており、まさにトヨタ、BYD、そして一汽トヨタの3社連携で誕生したBEVとなります。

 ボディサイズは全長4725mm×全幅1835mm×全高1475mm、ホイールベース2880mmとなっており、サイズ感は「プリウス」と「カムリ」の中間です。

 バッテリー容量は航続距離(CLTC方式)517kmの49.92kWhと、616kmの65.28kWhの2種類を用意。

 駆動方式は前輪駆動のみで搭載されるモーターは前者は181hp、後者が241hpとグレードそれぞれで異なります。

 エクステリアの全体的なシルエットは流行りのクーペ風セダンとなっており、先進的な印象を与えます。

 また、フロントマスクもbZシリーズの特徴となるハンマーヘッド形状を採用、キャラクターラインやドアハンドル、リアバンパーなども空力性能を考慮したデザインでCd値0.218を可能としました。

 実際に乗ってみるとそのインテリアの特殊さには驚かされます。

 日本車ではめずらしい12.8インチの縦型ディスプレイを基本に、セレクターや収納トレイが取り囲むデザインとなっています。

 また、ダッシュボードも非常にシンプルにまとめられているもののチープさは感じられず、ローズゴールドのアクセントカラーも上品にあしらわれています。

 ハンドルの基本的な形状はbZ4Xやプリウスでも見られるものと同一ですが、ウィンカーの操作がレバーの代わりにハンドル上のボタンでおこなう形となります。

 また、これ以外にもパドルシフトがほかのBEVでは一般的な回生量の調整ではなく、灯火類とワイパーの操作になっているのも注目すべき特徴です。

 従来と異なる操作レイアウトながら、それでも実際は使いづらさを覚えることはなく、慣れれば直感的に操作できるという点では高く評価できます。

 アクセルを踏むとリニアに加速し、またブレーキも強くかかりすぎないために非常に運転しやすい印象を覚えました。

 乗り心地は良い意味で「普通のクルマ」、扱いやすくもハンドリングは鈍くなく、運転体験における絶妙な味付けの上手さがとてもトヨタらしいと感じます。

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