家族4人で「寝られる」! パパが気になる「車中泊最適」ミニバンは「手間いらず」がカギ!? 近未来のトレンドは屋根に「テント付き」だ
現代版「ボンゴフレンディ」の復活は十分にアリ
セレナ マルチベッドには、ポップアップルーフの装備は今のところ用意されていません。
ファミリー向けの多人数乗りミニバンがベースながら、就寝定員が2名のみというのが、ちょっともったいないところでもあります。

逆にいえば、ここにメーカーのビジネスチャンスがあるとも考えられます。
アウトドアブームが広まった今、現代版「ボンゴフレンディ」の復活は十分にアリではないでしょうか。
メーカー純正ではありませんが、ルーフを切り抜いてポップアップルーフに改装してくれるキャンピングカービルダーもいくつかあり、キャンピングカーショーなどではファミリーユーザーから注目を集めています。
一方で、最近よくみかけるのが、ルーフレールとキャリアを介して屋根上にテントユニットを載せ、それをポップアップさせて屋根裏部屋が誕生するタイプのルーフテントです。
最大のメリットは20~50万円程度で手に入るという価格の安さにあります。
キャンピングカー購入となると、例えばミディアムクラスのミニバンがベースでも400万円から500万円以上と、それなりに高価となります。
その点ルーフテントならば、頑張ればなんとかなる価格で、「車中泊を手軽に試してみたい」というファミリーにもうってつけでしょう。
クルマを乗り換えても、ルーフテントを付け替えることができるという点も魅力的です。
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アウトドアの楽しみ方は人それぞれですが、わざわざテントを張る手間いらずで気軽に車中泊が楽しめるというのは、頻繁にアウトドアを楽しむ人にとっては魅力的に思えます。
特にポップアップルーフ式のルーフテント装着車については、今後各社からのラインアップが充実してくることを大いに期待したいところです。
Writer: くるまのニュースライター 河馬 兎
お金と法律に関する複数の資格をもつWEBライター。好きな言葉は「お風呂」と「ハイボール」































