家族4人で「寝られる」! パパが気になる「車中泊最適」ミニバンは「手間いらず」がカギ!? 近未来のトレンドは屋根に「テント付き」だ
アウトドアブームでキャンプ人口も増えていますが、正直なところ「テントを張る」のはちょっと面倒。そんな皆さんのために「屋根にテント付き」のミニバンはいかがでしょうか。
ぶっちゃけ「テント張るのが面倒」というパパは多いはず…
コロナ禍を機に普及が加速したレジャーのひとつである「キャンプ」。筆者(河馬兎)も年に数回程度のキャンプを楽しんでいますが、正直なところちょっと面倒だなと感じるのが「テントを張ること」です。
手間がかかるし場所も限られますが、キャンピングカーはちょっと大げさで高価……そこで提案したいのが「ルーフテント付のミニバン」です。
ミニバンやハイエースなどのワンボックスバンのルーフが上へ開閉し、「屋根裏部屋」が登場するタイプのクルマは昔からありました。
例えば、1995年にマツダが発売したミニバン「ボンゴフレンディ」のオートフリートップは、古くからキャンプを好まれてきた皆さんにはお馴染みでしょう。
ボンゴフレンディでは、ルーフ部分が車両後方側を支点にして電動で立ち上がるようにして、ルーフの上に虫除け網のついたテント部屋が登場します。
テント部分には、車内にあるアクセスホールを通じて登ります。
内部は大人2人が十分に寝られるサイズがあり、小さいお子さんならば立ちあがることも可能でした。
室内のシートアレンジとあわせ、上下で最大4名(子どもなら+アルファも可能)の就寝可能な空間が誕生します。
わざわざテントを張る手間も必要なく、手軽に快適なスペースを確保できるというコンセプトは、現代でも十分に通用するように思います。
欧州メーカーでは今もこうした仕様を備えるクルマが、メーカー純正で用意されています。
日本でも購入できるメルセデス・ベンツ「Vクラス」の「V220d マルコポーロ」は、ポップアップルーフを備え、快適な寝心地のベッドやカーテン、収納式のセンターテーブル(取り外し可能)などの充実装備も揃えています。
また、フォルクスワーゲンも歴代のトランスポーター(バン)にキャンパー仕様をラインナップすることで知られています。
2022年まで造られていたT6のキャンパー「カリフォルニア」はメーカー純正で生産されることもあり、インテリアのつくり込みは驚くほどのハイクオリティです。テーブルや家具なども仕込まれて、まるでちょっとしたコテージのよう。
このT6 カリフォルニアは高価なモデルですが、少なくない数のクルマが並行輸入で日本にも上陸しているといいます。
欧州ではアウトドア需要が高いこともあり、この手の純正キャンピングカーが長らく造り続けられてきているのです。
前出のVクラス マルコポーロにも、欧州では同様の純正キャンピングカー仕様がラインナップされています。
残念ながら、これほど贅沢でカッコよいキャンピングカー仕様は、現在日本のメーカー純正では存在しませんが、車内にベッドスペースをつくることができるライトキャンパー仕様は、徐々に増えてきました。
例えば、日産の関連会社である日産モータースポーツ&カスタマイズ(旧:オーテックジャパン)が手がける純正車中泊仕様の日産「セレナ マルチベッド」がそうです。
ベッドマットを展開することで、大人2人がゆったり横になれるスペースが誕生します。
ただセレナ マルチベッドには、少々残念な点もあります。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。