ホンダのレトロ顔「斬新“軽トラ”」!? ターボとMT搭載の“農道最強”「T880」はめちゃ“スゴイ”クルマだった
MTもエンジンも変わってる!? T880のスゴさとは
ところで、車名の「880」という数字は、かっこいいだけでなく、軽トラ(ベース)でも力強くパワフルに走りたいので、880ccくらいの排気量が欲しいという気持ちを込めて、だったのですが、実際には660ccのままのようです…。
それでも、アクティトラックのNAエンジンをホンダ「バモス」用のターボエンジンに換装するとともに、トランスミッションも適切なギア比にするため、軽ミッドシップスポーツカー「ビート」用のMTを使用しています。
さらに、荷物満載で坂道でもしっかりと止まれるよう、リアをドラムブレーキからディスクブレーキに変更しています。
その他、足まわりやフロントブレーキも社外製のパーツなどを用いて適宜チューニングされています。
展示だけのショーモデルにするのではなく、しっかりと走れることを想定していて、ターボエンジンやディスクブレーキの搭載も、まさしく走りを意識した結果といえます。
ホンダアクセスの開発を統括する福田正剛氏はT880のことを、「脱いでも凄い!」と表現していたことを思い出します。
新ジャンル的な受け取られ方もされることを念頭に、加飾だけでなく、走る、曲がる、止まるを基本に、ボディ剛性、空力、エンジン、トランスミッションを自分達で組み上げて走行性能を追求していて、空力向上のため二重アンダーパネルを採用したりするなど、ホンダアクセスが手がけるレーシングカーのノウハウまでを取り入れたりしたそうです。
オートサロン出展前の走行テストが事情によりできなかったため、T880はイベント終了後にわざわざ栃木のホンダテストコースで走行確認を行い、さらに本庄サーキットでの走行も実施し、その模様は一部メディアでも紹介されました。
また、同じく東京オートサロンに出展した日本自動車大学校制作のショーカーと一緒に、同校内のコースでインプレッション取材を受けました。
その後もいくつかのメディアの取材を受け、中には表紙を飾ったこともあったほか、同年5月には浅間ヒルクライムに出走しました。
さらに、初出展から2年後の東京オートサロン2019開催時には、オートサロン事務局の運営で、会場の幕張メッセに隣接する千葉マリンスタジアム内で行われた同乗試乗会に、試乗車として出展したほか、ホンダが全国で行っているイベント「Enjoy Honda」のいくつかの会場で、ときには物販カーとして荷台に商品を並べたりして展示されていました。
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そんなT880のコンプリートカーとはいかないまでも、T880をモチーフにした何らかの商品が販売されることに期待せずにいられないところでしたが、残念ながらその予定はないようです。
ただし、T880開発の経験で得られたものは、今後の商品開発において何らかの形で活きてくることに違いないでしょう。
発表当時から、これ買おうと思ってます。
NBOX購入時にも、次はこれ買うので、出して欲しいと要望しています。
EVで、4WD、4WS搭載。さらに、キャンピングトレーラーオプション。内装ウッディログハウスっぽい、自作アレンジ可能仕様で、奢っていただきたい所存です。2024年度の目玉商品として是非販売して下さい。