クルマのエンジン「運転後にすぐ切ったら壊れる!?」 昔は“絶対NG”だった行為…今は大丈夫なの? 最新のエンジン事情とは
もはや懐かしい「ターボタイマー」とは
このように、昔のターボ車にはアフターアイドリングが必要で、切っても切り離せないものでした。
とはいえ、運転が終わった後に数分じっとクルマで待っているのはなかなか面倒なもの。
そんな「毎回アフターアイドリングをしたくない」という人たちから支持され、当時大活躍したアイテムが「ターボタイマー」です。
ターボタイマーは、あらかじめ設定した時間までエンジンを動かし続けてくれる機能を持ち、例えば「5分」と設定しておけば、エンジンキーをオフにした状態でも、5分後まではエンジンが動き続けます。
そして設定の時間が来れば、自動的にエンジンがストップするという優れものでした。
運転後にクルマで待たなくても良いという便利さから、かつてはターボタイマーはターボ車にとっては必須のアクセサリーでしたが、現在のようにアフターアイドリングが不要になったことで残念ながら出番は激減。
ほぼ見ない「懐かしのカーアクセサリー」になってしまいました。
※ ※ ※
クルマの進化によって、「運転後もクルマとしばらく待つ」という懐かしい行為が必要なくなったことは、間違いなく利便性が高まり喜ばしいことですが、その行いがかつてのアクセサリーとともに忘れ去られていくことに時代の変化と一抹の寂しさを感じる人もいるかもしれません。
1 2
昔エンジンを直に切ってはいけないというエンジンはタ-ボ車です。理由はインペラの軸受けが高温のまま止まると軸受け部分のスラッジが冷えた時、固まって再始動時タ-ボが焼けてしまうからです。現在は水冷式が多いですがすぐに切っても焼き付きは起りません
ターボ車は今でも取説に距離にもよるが30秒から2分ぐらいのアイドリングをするように書いてあったはずだけど。
ただ実際にはこの記事通りですぐ切っても大丈夫な程度の安全域で設計されているし、本当にヤバそうならエンジンを切ってもすぐには止まらないでターボタイマーは標準で装備されているはずだけどな。
古いエンジン設計の本で知ったが、ターボのシャフトは高温にはなりません。
ハウジングが真っ赤(800℃以上?)でも水冷式なら130℃程度とのこと。
耐久ベンチでその状態から何度エンジンを止めても一機も壊れなかったとも書いてありました。
ターボのハウジングは真っ赤(800℃以上?)でもターボのシャフトは水冷式では130℃程度とのことです。耐久ベンチで何度も何度もその状態でエンジンを切っても焼き付いた個体は1基もなかったとのこと