全部見つけられる? ホンダ「ステップワゴン」に秘められた「隠れステップ」がスゴい! オーナーの“遊び心”をくすぐる「小粋な仕掛け」とは
ホンダ「ステップワゴン」には、車体のいたるところに同車をモチーフとした「隠れステップワゴン」が秘められているといいます。一体どのような仕掛けなのでしょうか。
ホンダが隠した「秘密のステップワゴン」どこにある?
ホンダのミドルサイズミニバン「ステップワゴン」の現行型は、2022年5月に発売した6代目モデル。現在の納期は「1年程度」となっており、30年近い歴史をもつシリーズらしく高い人気を維持していることがうかがえます。
そんなステップワゴンですが、じつは車体のいたるところに同車をモチーフとした「レリーフ」が秘められており、まさに「隠れステップワゴン」として探す楽しみも採用されています。
一体どのようなレリーフなのか、比較的見つけやすい場所をひとつ取り上げて見ていきましょう。
ステップワゴンは、初代モデルが1996年に登場した、ホンダを代表するミニバンです。
初代発売当時は“ミニバン”と言えば、運転席の下にエンジンを搭載した商用車のようなキャブオーバータイプのモデルが大半という時代。
そんな中で誕生した乗用車的な走行感覚を持つステップワゴンは斬新な存在でした。
しっかりとしたボンネットを持ち、前輪駆動を基本とした素性の良さに加え、広く快適な室内空間をユーザーに提供したことから高い人気を獲得。現在までつながる長寿シリーズの礎を築きました。
現行型のステップワゴンは、そんな支持の高かった初代や2代目モデルをイメージさせるボクシーなフォルムが特徴で、実際にホンダも「高剛性感のある角張ったボディによる安心感と、シンプルで誰が乗っても似合う自由度の高いデザイン」を実現したと説明します。
また、「素敵な暮らし」をコンセプトとして開発された同車のインテリアは、国内販売されたホンダ車史上最大の室内空間となっており、どの席に座っても快適に過ごせる、まるでリビングのような居住性を確保しているといいます。
そんな現行ステップワゴンでちょっと気になるのが、開発者の遊び心を感じる、内外装に配された「隠れステップワゴン」。
ひとつ紹介すると、まず助手席に「歴代ステップワゴンのレリーフ」が隠されています。
その場所は、助手席側のダッシュボードに収納スペースとして用意された「インパネトレー」。ただし、ただ開いただけでは発見できません。さすが技術屋集団ホンダの遊び心。そう簡単には見つけられないようです。
先ほどのインパネトレーをよく見ると、底面が傷まないようにゴム製のマットが敷かれていることが分かります。これを取り外して裏返すと、ようやく「初代から現行モデルまで6世代のステップワゴンのレリーフ」に出会うことができました。
もちろん、この場所以外にも車体の内外装の様々な場所に隠れステップワゴンは配されています。
時間を作って一度に多数探して見るも良し、あるいは日常の使用の中でふとした瞬間に遭遇するのも楽しいでしょう。
そんな愛着の湧く仕掛けが、現行ステップワゴンの中には秘められているのです。
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じつはホンダは、ステップワゴン以外にも「隠れたレリーフ」をクルマのあちこちに用意することがあり、例えば窓のフチにシルエットが隠されていたり、歴代モデルのロゴが配置されていたりします。
走行性能には関わらない部分ではありますが、開発者が愛着を持ってクルマの設計に当たっていることを感じる粋な演出であり、所有するオーナーだけが享受できる楽しい仕掛けと言えるでしょう。
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