新東名SA・PAの混雑緩和なるか? 2か所で敷地拡大! 新レイアウト「V字駐車」のメリットとは
新東名高速の上り駿河湾沼津SAと下り清水PAで、駐車マスを増設へ。駐車場の敷地を広げるとともに、下り清水PAでは「V字駐車」レイアウトを採用します。
上り駿河湾沼津SAと下り清水PAで駐車マス拡充
NEXCO中日本東京支社は2023年7月10日、新東名高速の上り駿河湾沼津SA(静岡県沼津市)と下り清水PA(静岡市清水区)で、18日から駐車マスの増設工事に着手すると発表しました。
物流の動脈となっている高速道路では、夜間を中心にSA・PAの大型車駐車マスの不足が目立っています。
今回の工事では、既存の敷地を有効活用して駐車エリアを拡大して駐車マスを増設。さらに下り清水PAの大型車マスは、少ない面積で同じ駐車マス数を確保できる「V字駐車」レイアウトに変更されます。
V字駐車レイアウトは駐車マスをV字に配置しており、大型車は到着時にバックで駐車し、出発時に前進で出発します。バック駐車を採用することで、スペースを節約できるメリットがあるといいます。
これらの工事により、大型車の駐車できるマスは、上り駿河湾沼津SAで約1.1倍(146台→157台)、下り清水PAで約2.7倍(77台→208台)に増加するといいます。
増設工事は、上り駿河湾沼津SAで2023年度冬頃、下り清水PAで2024年度夏頃に完成予定です。
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NEXCO各社は、2018年度から大型車で混雑しているSA・PAで大型車駐車マスの拡充を進めています。2022年度は全国21か所で大型車マス計373台分の拡充が完了。
2023年度は、全国37か所のSA・PAで約600台の大型車マスの拡充を進める計画です。NEXCO3社を合わせると、大型車マスの数は工事前の1516台から、工事後は2114台(兼用マス含む)になります。
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